WDAC3C:[1]主な特徴

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2016年にリリースされたWDAC3は、優れた音質で、ヨーロッパやアメリカまでも大変な好評を受け、保守的なオーディオファイルにも必須DACとして使われています。
WDAC3の後継モデルとなる、WDAC3Cは、世界的な経済状況を考慮し、構造や部品の最適化によって低価格のDACと決定しました。

WDAC3CはWDAC3のコンパクトモデルですが、音質的に優れています。最大の理由は、デュアルで構成されたWAP(Waversa Audio Processor)を介し、32Bit 1.5MHzの信号処理で、真のアナログ信号復元が可能となったからです。WDAC3Cは今後開発予定の外部クロックとバッテリー電源部を追加して、更に音質を引き上げることができる可能性を持つ点も魅力です。

WaversaSystems WDAC3C

WDAC3Cの主な特徴

  • 次世代設計のデュアル32Bit 1.5MHz WAPチップ搭載
  • 最上級DAチップ採用:ESS Sabre 9038 Pro
  • 外部クロック入力端子
  • バッテリー電源部入力端子
  • フルバランス回路
  • ディスクリート構造のアナログ出力
  • 音質的に最も優れたWNDRプロトコルを使用
  • 独自に設計したネットワークのストリーミング用レンダラーボード(DLNA、Airplay、ROON Ready、WNDR)
  • モノコック切削シャシー
  • 振動対策のフローティングサーキット型ボード設計
  • デジタルとアナログ段は別のデュアルトランス電源設計

真のディスクリートフルバランス・アナログ回路、モノコック切削ケース、電源部の分離、ネットワークプレーヤー内蔵など、これらの要素だけを考慮しても、これほどの設計と物量投入は同価格帯に比較対象が存在しません。これに加えてWDAC3Cは、独自のWNDRプロトコル、32Bit WAP(Waversa Audio Processor)、独自設計レンダラーボードなど、最高の独自技術も投入し、存在価値を高めています。

32Bit Dual WAP(Waversa Audio Processor)

  • WaversaSystems独自のAudio信号Processor、WAPを32Bitで処理(従来24Bit)
  • 65,532(16Bit)のデジタル信号を40億(32Bit)のデジタル信号にアップスケーリング
  • 超高精度な音の粒子が織り成す新たな次元の自然な音質

最上級DACチップ採用

  • ESS9038 Pro D/Aコンバーター採用
  • 16チャンネルのDAコンバーター内部チャネルを4個ずつ分離処理(高域、中/高域、中/低域、低域)し、ダイナミックレンジと優れた帯域幅を実現

デジタルの限界を克服した音質

  • デジタルの硬直した音質の欠点を削除
  • ナチュラルな質感、倍音、音楽のニュアンスと豊かさ、滑らかな音質でアナログ(LP)マニアも十分満足の音質

フルバランス回路と拡張性

  • 同価格帯では見られない、真のフルバランス・アナログ回路
  • 外部クロックとバッテリー電源部を接続可能(WaversaSystems専用クロックとバッテリー電源部開発予定)
  • Roon Ready:ROONのRAATとWNDRプロトコルをサポート
  • 豊富なインターフェース:Etherent、USB、Coaxial、AES/EBU。Balanced(XLR)、Single-ended(RCA)
WaversaSystems WDAC3C