WSmartHub3.0
INDEX
超低ノイズスイッチングハブ:WSmartHub3.0
ハイエンドオーディオグレード
内部バッテリー動作・ネットワークスイッチングハブ & USBハブ
- 2021/8/5 発売
- 2021/7/26 公開
- 2021/6/23 WSmartHub3.0ページ暫定公開
※WSmartHubのレビュー
- 好き嫌いに左右されない科学的な音質向上
- 「W SmartHubによる音質改善がいかに凄いかを証明できる場でした」/WSmartHub試聴会
- WSmartHubのレビュー/エルミタージュの鐘
- ノイズ測定結果
- 「驚くほどの音の変化!」富山県・M様
- 「音質がこんなに変化するものか」長崎県・T様
記事
Waversa Systems、バッテリー駆動のネットワークハブ「WSmartHub3.0」
USBノイズフィルターとしても利用可能
WSmartHub3.0
ネットワークのノイズを取り除き、優れた音質を実現する、WSmartHubがアップグレードしてWSmartHub3.0になりました。
WSmartHub3.0は、サイズが大きくなり、新回路構成、高精度OCXOクロック、電源部強化、4バンク(18650リチウムイオン電池)バッテリー、最新のイーサネットスイッチ(Managed)、レンダラーサポート、ポート別の速度調節、On/Off設定、トラフィック制御など、様々な機能と優れた音質を提供します。
WSmartHub3.0、何が変わったか
WSmartHub3.0の主な機能
- Waversa Systems100%独自開発、極低ノイズ設計ギガビットスイッチングハブ4ポート
- USBハブ機能2ポート(USBオーディオノイズ除去)
- オーディオグレードの高精度クロック搭載でジッター発生を最小化
- x4バッテリー駆動で極低インピーダンス、ノイズフリーを実現
- アルミユニボード切削加工で振動・放熱・遮蔽を実現
- LEDインジケーター不使用などノイズが発生する全ての部分を根本的に除去
- ネットワークやUSBノイズ除去により純粋な信号伝送を実現
- 1年365日使用可能な自動充電放電システム(内部バッテリー動作。外部電源はバッテリー充電とLCDパネル駆動のみに使用)
- フルグラフィックディスプレイ-ネットワーク状態、バッテリー状態など各種情報表示
WSmartHub3.0の主なアップグレード
- 完全新設計
- 市販充電池の4バンクに変更(18650バッテリー)
- 4バンク拡張によりリチウムイオンバッテリーの高効率・長寿命化
- バッテリースイッチング部分をリレーからMOSFETに変更し騒音発生源を遮断
- 高精度OCXOクロック
- 電源部強化
- WLPSフィルター技術搭載
- 全てのバッテリー放電時はリニア電源に自動切り替えで動作可能
- 最新のイーサネットスイッチ (Managed)
- ポート別速度調節、On/Off、トラフィック制御
※全てのLANポートをOFFにしないでください
- ポート別速度調節、On/Off、トラフィック制御
- ネットワークレンダラー対応予定
- WNDR、DLNA、(Roon Readyアップデートで対応予定)対応 ※Airplayサポート外対応
- ※アップデートでUSBオーディオ接続時、RoonReadyネットワークレンダラー機能対応予定
まったく新しい設計
WSmartHub3.0は、従来のWSmartHub3.0に比べてサイズが大きくなりました。
内部設計の変更と18650リチウムイオンバッテリーの採用で、サイズが大きく、重さも増加しました。
WSmartHub
WSmartHub3.0
バッテリー駆動方式の変更
- 18650リチウムイオンバッテリー採用
- 4バンク拡張によりリチウムイオンバッテリーの高効率・長寿命化
- バッテリースイッチング部分をリレーからMOSFETに変更し騒音発生源を遮断
従来の2バンク方式では、バッテリー2個で1バンクを構成し、4つのバッテリーが必要になり、1つのバンクを使用中には2つのバッテリーが使われ、バッテリーの寿命が減り、交換頻度も増えました。
今回3.0アップグレードによって4バンク方式に変更し、バッテリー1個で1バンク構成になりました。
これによって、バッテリーは2個だけでも正常に動作します。
WSmartHub
4リチウムポリマー電池、2バンク
バッテリースイッチング:リレー
WSmartHub3.0
4リチウムイオン電池、4バンク
バッテリースイッチング:MOSFET
高精度OCXOクロック
最上位グレードのOCXOクロックを搭載し、更に優れたパフォーマンスを発揮します。
WSmartHub
クロック:MEMS
CPU:ARM926
WSmartHub3.0
クロック:OCXO
CPU:ARM CORTEX A7
電源部の強化
- WLPSフィルター技術搭載
- 全てのバッテリー放電時はリニア電源回路に自動切り替えで動作可能
WSmartHub
電源部:外付けSMPS
バッテリー放電時:動作不可
WSmartHub3.0
電源部:内部WLPS電源部&内部バッテリー
バッテリー放電時:内部リニア電源に自動切り替え&バッテリー放電を通知
※【別売】市販の18650電池(保護回路無)を4本使用
様々な情報を提供する、最新イーサネットスイッチ (Managed)
- 多様な情報を表示するディスプレイ
- 最新のイーサネットスイッチ (Managed)
- ポート別速度調節、On/Off、トラフィック制御
※全てのLANポートをOFFにしないでください
WSmartHub
電源部:外付けSMPS
バッテリー放電時:動作不可
WSmartHub3.0
電源部:WLPS電源部
バッテリー放電時:リニア電源に自動切り替え&バッテリー放電を通知
ネットワークレンダラー対応
- 4バンクに変更し、最低2つのバッテリーでも動作し、バッテリーの充放電回数が減少し電池の長寿命化に貢献します。
それぞれのバッテリーの充電回数も統制し、バッテリーごとに充電回数が偏らないようにアルゴリズムされており、バッテリーの効率性も向上しています。
また、全てのバッテリーが放電しても、内部電源のWLPSフィルターで安定して動作します。
独自開発のバッテリーマネジメントシステム
4バンクに変更し、最低2つのバッテリーでも動作し、バッテリーの充放電回数が減少し電池の長寿命化に貢献します。
それぞれのバッテリーの充電回数も統制し、バッテリーごとに充電回数が偏らないようにアルゴリズムされており、バッテリーの効率性も向上しています。
また、全てのバッテリーが放電しても、内部電源のWLPSフィルターで安定して動作します。
充電時
放電時
最新のイーサネットスイッチとレンダラー
イーサネットのポート別の速度設定、トラフィック制御などを設定でき、使用しないポートはオフにできるので、バッテリー消費を大幅に抑え、近接したポートに伝達するノイズを発生させない事で遮断できます。
WRemoteアプリでイーサネットポートを設定できます。
各ポートごとに固定レートを設定でき、ポート自体を使用しないオフ設定もできます。
※全てのLANポートをOFFにしないでください
全ての状態を確認できるディスプレイ
従来はバッテリー電圧の確認でしたが、3.0ではイーサネットポートの状態も確認でき、正常に通信中なのか、使用しないポートなのかをアイコンで直観的に確認でき、イーサネットポート、バッテリー電圧を一目で確認できます。
グリーンのバッテリー表示は充電中、ブルーのバッテリー表示は使用中です。
ノイズフリー、ギガビットイーサネット 4Port、USB 2+1Port
独自開発&独自構造のギガビットスイッチングハブ4ポート、USB1+2ポート
WSmartHub3.0は、通常のハブに電源とシャシーだけを加工して作ったオーディオ用ハブとは根本から違います。
マザーボード設計から極低インピーダンスリチウムイオンバッテリー電源部によるノイズ除去、高精度オーディオグレードクロック、独自開発チップ、ネットワーク管理まで全てをWaversa Systemsの独自技術で設計しています。
極低ノイズ設計
1. 4バンク、18650 x4リチウムイオン電池によるノイズフリーを実現
一般的なスイッチングハブの最大のノイズ源は安価なSMPS電源アダプター(ACアダプター)です。
WSmartHubの内部電源は100%バッテリーで動作します。
リチウムイオン電池は優れた電気供給能力、極低インピーダンス、超低ノイズで自身のノイズ発生を抑制し、更にネットワークケーブルから流入するノイズまで除去し、優れた音質の向上をもたらします。
SMPSアダプターの害悪
SMPS : Swithing Mode Power Supply
壁コンセントから供給される交流(AC)電気をコンピューター、通信機器、家電機器など各種機器に合わせて変換させるモジュール型電源供給装置。
高速電力半導体を利用して高い周波数で連続制御を行い、整流と平滑回路を経て安定した各種直流電圧を得る。
直流電源装置は大きくリニア型とスイッチモード型に分けられるが、1990年代に入り、軽量小型化に適したスイッチモード型がパソコンや家電、電子製品の主力電源供給装置として定着しつつある。
スイッチングモード電源(SMPS)は、スイッチング過程でノイズや電磁波を発生させる短所がある。
回路方式としては共振型(resonant)が最も変換効率が高く、ノート型パソコンのアダプターに主に使われる。
上記のように、SMPSアダプターは小さく安価ですが、多くのスイッチングノイズを発生させるため、オーディオ用に適していません。
2.オーディオグレードの高精度クロック搭載でジッター発生を最小化
一般的なハブは、ほとんどが安価な水晶発振子方式のクロックを搭載しています。
クロックはクリスタル発振子、クリスタルオシレーター、MEMS、OCXOなどに分かれます。当然、後に行くほど高精度になって価格も高くなります。
クロックがデジタルオーディオにおいて非常に重要だということはご存知だと思います。
WSmartHub3.0はハイエンドDACが採用する高精度OCXOクロック(WSmartHubはMEMSクロック)を採用し、ジッター発生を最小化し、優れた性能を発揮するよう設計されました。
クリスタル発振子方式は、クリスタル(水晶)に電気を印加して振動する性質を利用してクロックを生成する方式で、高速動作が不可能で温度によって変化が大きく、クロック自体に振動が発生します。
WSmartHub3.0に採用されたOCXOクロックは、半導体が電磁気的信号の発生によって震える現象を利用したもので、はるかに高精度に動作し、温度による変位も少なく、独自振動もほとんどありません。
3.アルミユニボード切削加工で振動、放熱、遮蔽を実現
アルミユニボディは非常に製造コストが高くなります。WSmartHub3.0はWaversa Systemsの製品らしく、精巧に製作された総アルミユニボディケースを使用しています。
アルミユニボディのメリットは、低振動、発熱、遮蔽に優れた効果があります。
4.LEDインジケーター未使用など、ノイズが発生する全ての部分を最小化
一般的にハブにはポートごとにLEDが付いていて、データの通信状況を示します。
しかし、オーディオという観点から見ると、これもやはりノイズです。
WSmartHubは、ここまで考慮して、LEDインジケーターを一切使用していません。
音質のための些細な部分まで考慮した設計です。
コンピューターネットワークのノイズと音質
コンピューターのストリーミングを利用したネットワークプレイは、ノイズによって音が粗くなり、何より音楽性が劣ります。
より良いはずのデジタルスペックのコンピューターストリーミングが、CDよりも音楽的でない理由です。
コンピューター、ハブ(共有器)、SMPS電源部などで発生するノイズによる音質の害悪については、これ以上説明しなくても十分に多くの方々がノイズ除去に伴う音質的変化を体験し知っています。
WSmartHub3.0は、ネットワークケーブルを通じて流入するノイズを除去し、より良い音質で聞けるようにしてくれる装置です。
WSmartHubを経て、さらに完成度の高い新技術で武装したWSmartHub3.0でネットワークノイズを根本的に解決して、優れた音質を楽しんでください。
WSmartHub3.0とWLAN-isolator-Ext1
WLAN-isolator-Ext1が大人気となっています。
電磁場を利用したノイズ除去で、デジタルで驚くほどの音楽性を作り出す製品として好評を得ています。
それではWSmartHub3.0とWLAN-isolator-Ext1では、どのような違いがあるのでしょうか。ここではWLAN-isolator-Ext1の説明ページから引用します。
WSmartHubが全体的な構造物の変化をもたらすとすれば、
WLANIsolatorは構造物の内部の精巧さを表現します。
EMI / RFI / インパルス ノイズ
オーディオはノイズに非常に脆弱です。音質に悪影響を与えるノイズは様々ですが、コンピューターのストリーミングに大きく影響するノイズはEMI、RFI、インパルスノイズがあります。
WSmartHubやWRouterなどはケーブルに乗ってくるEMIノイズ遮断が主な役割です。
RFIノイズはケーブルに影響を与えるノイズです。 つまり、ケーブル内部で影響を与えるEMIノイズはWSmartHub3.0で、ケーブル外部から影響を与えるノイズはWLAN-isolator-Ext1で取り除けば、最も優れたレベルのデジタルオーディオ音質を実現できるということです。
音質評価
Anne Sofie Von Otter Meets Elvis Costello
Baby plays around
For The Stars
WSmartHub3.0の有無による全体のサウンドスペクトルの変化は非常に簡単に現れた。
例えば、エルビス・コステロとアンネ・ソフィー・フォン・オッターが共演した『Baby plays around』を聴くと、ボーカル全体がよりはっきりして、音色の違いも明らかになる。
本来、基底ノイズのあるレコーディングだが、気にならず自然に没入できる。まるでアナログサウンドにもう少し近づいたように音のつなぎが柔らかい。ボーカルの音像もよりリアルに形成され、全体的に全ての音楽がより実体感あふれるように聞こえる。
Khatia Buniatishvili
Concerto in D Minor, BWV974: II. Adagio
Labyruinth
カティア・ブニアティシビリが参加した[Labyrinth]アルバムの中でバッハの「Concerto in DMinor, BWV974:II」 「Adagio」を聴いてみると、背景が確実により静粛になる。静寂とした山河のように黒い背景の上にピアノを弾く指だけが見えるようだ。
背景ノイズの低減は付帯効果に過ぎない。むしろ倍音情報は損失されず、聴感までさらに充満して伝わる。特に弱音処理、ダイナミックコントラストなどの拡張につながり、さらに生々しい感じを倍加させている。
Al Di Meola , John McLaughlin , Paco De Lucia
Mediterranean Sundance/Rio ancho
Friday Night In San Francisco
更に活気あふれる実況録音で違いが気になった。
サンフランシスコで演奏した3人のギターリストが一堂に会して行った実況の中で「Mediterranean SundanceRioancho」を再生してみた。
確かに観衆の歓声までその実体がより明確にかつ細密に描かれる。さらに各楽器の位置が明瞭に、目の前で公演映像が繰り広げられているような感じを与える。 定位感向上は時間軸の精度向上の結果ではないかと推測される。
Andris Nelsons
Symphony No.5 In D Minor, Op.47 – 4. Allegro non troppo
Under Stalin’s Shadow
WSmartHub3.0が作り出す変化としては、幅がかなり大きい曲だ。アンドリス・ネルソン指揮、ボストン・シンフォニー・オーケストラが演奏したショスタコーヴィチ交響曲第5番4楽章で、激しく追い込む楽器が、より清潔なイメージングとして表現される。
一層清らかになったが、同時に新鮮で豪快な感じが倍になって表現される。速いアタックや楽器間の距離感、マイクロダイナミックスの向上など、全て「WSmartHub3.0」が作り出した変化の証拠と受け止めざるを得ない。何か楽器の倍音についていたほこりを払い落として鮮やかな身振りで高く舞い上がっている姿のようだ。
仕様
- WSmartHub3.0(ダブリュースマートハブ3.0)
- 発売日:2021年8月
- 価格:税込264,000円(海外想定価格2,500ドル)
- LAN:スイッチグハブ 4ポート
- USB-A:2ポート
USB-B:1ポート - 外部電源&内蔵バッテリー動作
- (電池別売)内蔵バッテリーは市販の18650充電池(保護回路無)を4本使用
- 本体底面カバーのプラスねじを外して電池交換
- 電源:7V アダプター
※7V以外の電源を使わないでください。故障の原因になります。
サイズ:D180xW150xH37mm - 重量:3kg
※予告なく変更となる場合があります。
販売店
WSmartHub3.0:WSmartHubオーナー様アップグレード優待販売
※受付期間:発売日から3ヶ月(2021年11月5日まで)
税込169,400円(お支払いは銀行振り込み)
- WSmartHubをお使いのオーディオ環境の写真をメールでお送りください。
- WSmartHub3.0が届きましたら、数日お使いいただき、簡単なご感想とオーディオ環境の写真をお送りください。
- WSmartHub一式をお送りください。
info@waversasystems.com