ノイズアイソレーターのリファレンスモデル、XLR、LAN、USBの3つのアイソレーターをご購入されたD様のご感想です。
WLAN-EXT-Referenceレビュー
私がオーディオを趣味にし始めたのは、まだレコードがメインでCDが出始めた頃でした。
それで良かったのか、ずっと同じアルバムを新しいメディアで発売される度に買い直しを繰り返しました、、
LPからCD、DVD-Audio、SACD、ブルーレイオーディオ。更にmp3、ape、flac、DSD、MQA、Hi-res flacをNASに入れ、ネットワークプレイヤーでPC、Mac、ラスベリーパイ、Roon Nucleus、naim NDSなどを経て今のWcore + Roon + Tidal & Qobuz再生に至るまで色々なソースを経験してきました。
また、フルレンジからタンノイウェストミンスターロイヤルまで、多くの有名なスピーカーやと評価の高いアンプを変えて試行錯誤の末、現在のMonアコースティック ゴーストシルバー スピーカーとPS Audio BHK プリ+パワー+DACに定着しました。
理由はソースの全ての情報を足しも引きもせずそのまま表現してくれるからです。もちろん私の個人的な好みのレベルですが、音楽鑑賞においてこれ以上変える必要は感じていません。
その後にケーブルにはまってしまい(趣味は何だろうと際限なく続けてしまうので)何気なく使っていた付属品ケーブルからカナレ、ベルデン、ウェスタン、その他有名ブランド品からキンバー、オーディオクエスト、トランスペラント、HB、クリスタル、シルテックエンプレスラインまで使い、本体の値段よりケーブルの方が高いようになり(経済的にも続かず)やめました。
いろんなケーブルを使って感じた点は、
電源ケーブルは値段のまま全帯域にわたって力のある音がする違いがあると感じました。
配線ケーブルでは高いほ情報を全帯域にわたってもれなく伝えられるかの差だと感じました。(ケーブルグレードが上がれば同じ録音でも聞こえなかった音が聞こえます)
しかしケーブルを変えただけではいくら高いケーブルでも全体的に帯域再生に限界が見え、さらには特定帯域に着色されてきます。
高コスパと全帯域をまんべんなく着色せず伝えるという面で現在はMonアコースティック ジュンターインターケーブルシリーズとWaversa社 Vshieldスピーカー、インター、デジタルケーブルシリーズをメインに定着しています。
それで今は満足していると思いながら生きているのですが、
急にWaversaがWlanアイソレーター-int(内装型アイソレーター)というものを発表し、すぐusb, coaxial, XLR, hdmi-ext(外付け)を出しました。(幸い私はbnc端子は使いません)
すでに満足して使用中のWcore+Wrouter+Wbridge(WNDR3セット)の他、その他のWaversa製品や特にVshieldケーブルに対する加減のない全帯域再生に共感して……
購入することにしました。
しかし、やはりアイソレーター内装型も外付け型も使用した後の音の変化には満足していて、まだエイジングして楽しんでいたところ、
今回はまたそこからなんとレベル10がアップグレードされたというReference Isolatorがどんどん出てくるのですが……
結局我慢できず、Lan、usb、XLR Reference Isolatorを全てブラックモデルで購入し、
既存のアイソレーターと交換して聞いてみました。
私のシステムでは既存の内装型が1個と外付けを2個使用時よりも10倍ではなく3倍程度向上する感じでした。(もちろんエージングが進んでみないと分かりません)
音の変化に対する評価はすでに他の方のレビューがでてますが、私は耳が優れているわけでも分析能力もなく、技術系でもないので理論も知識もなく、ただ私が感じたことを書きますが、
特定の帯域が強調されたり変化するというより、一言でソースから入ってくる情報に入ってくるノイズの幕を全体的に一皮ずつ剥ぐようでした。(Reference Isolatorは一度に複数の毛玉を剥ぐよう)
例えると、ポンペイ遺跡から新しい人の形の化石が発見されましたが、発掘チームが筆で化石に付着している土を少しずつ注意深く剥がしていくうちに、徐々に全体的な輪郭が明らかになり、実は男性であり髪も現れ、装身具も鮮明になって横になっている床タイルの模様もより深く見える、そんな感じです。
ケーブルでは得られなかった全帯域均一ノイズ除去による情報量向上と背景が深まるなどの効果があり、いろいろなノイズ減衰アクセサリーを使った経験から、行き過ぎたノイズ除去によって元の情報まで削ってしまう場合や(あまり剥いて化石自体表面を損傷させるように)、反対に私にはあまり変化を感じることができない場合がほとんどだったが、ウェーバーサのアイソレーターの原理は分からないが、あきれるほどノイズだけを剥がして元の情報を損傷なく一段階ずつ近づけるようになります。
それも無電源で!
(私はもともとアクセサリーにも電源が入ると複雑になり、新しいノイズ発生源のようで好きではありません)
毎回感じますが、ウェーバーサの技術力は本当に凄いとしか言えません。
しかし、ここでまたどんでん返しがありました。
ネットのお勧めどおりに最終段をReference Isolatorに交換してから、残ったLan isolater-extの1つは忙しくて放置していて、ある日うっかりルーターの前段に繋げました
それまでのReference Isolator接続から3倍くらい良くなったように感じだったのが、音が急にパッと5倍くらい良くなるのではないでしょうか?
接続する場所と追加による相乗効果がいろいろあるので、これは本当に状況によると思います。
ケーブルによる差も当然ありますし、複雑になってしまうので私はウェーバーサのVshieldケーブルを使いました。
昔はデジタルソースが絶対アナログに敵わないというのが大勢の評価でしたが、私は最近LPをあまり聴かず、wcore内蔵音源もあまり流さず、Roonストリーミング(WNDRで)だけをずっと聴いてます。
私が元々が駄目耳で、私のアナログソース機器やセッティングの実力も無いからかもしれませんが、私の耳には違いがあまり感じられないし、むしろもっとよく聞こえたりもします。
それで私が下した結論は、
ウェーバーサのアイソレーターシリーズはデジタルソースの情報損失なく全帯域でノイズを剥がして本来の音源に近づける無電源機器で、既にノイズが多い環境だと途方もない変化に驚くでしょうし、私のように元々ノイズが多くないソースの場合でもシステムによって、追加個数や追加位置によって程度の差はあるだろうが明確な向上を感じられるだろうが、すでに最適なノイズ対策が、ハイエンドの対策がされている、 あるいは逆にアンプ自体のノイズがひどい場合は、いくらソースが澄んでも思った程の変化を感じないこともあると思います。
ここまで書いてみると、開発者や原理を理解している方が読むと笑われる内容かもしれませんが、個人的な感覚の感想のレビューなので寛大に見ていただき、無駄に長い文を最後まで読んでくださった全ての方々に感謝し、オーディオ好きの皆さんが元気に楽しむことを願って、これで終わります。