Waversa Systems Japan

ウェーバーサシステムズ

7月 2019アーカイブ

車で使うWMiniDAC:g様

WMiniDACカーオーディオg様

WMiniDACをカーオーディオで使うために、ケースを乗せ替え、USB-HDD内装化、システムディスク(microSD)をフロントパネルへ移動など、かなりのカスタムを行ったG様の改造例です。


車で使うWminidac

WMiniDACカーオーディオg様

ケースの下側に、sata -> usbアダプターを装着して車の電源12Vを入れて、SATA延長ケーブルを接続して配置します。内部コネクタは絶対抜けないようにガイドを作ってボルトとナットで固定しました。

WMiniDACカーオーディオg様

その上にメイン基板を取り付けます。そして外部入力を受けるために内部にリレーを付け、DAC出力と外部出力を選択して出力します。

WMiniDACカーオーディオg様
WMiniDACカーオーディオg様

前面にはご覧のようにハードディスクを着脱可能にしました。前面に電源スイッチ、リモコン受光部も付きます。ディスク交換などのために着脱を簡単にする必要がありました。

WMiniDACカーオーディオg様

背面は車のスペースがそんなに広くなく、ケーブルとメスプラグで処理し、USBポートもジェンダーを使ってSATA -> USBアダプターを取り付けます。

WMiniDACカーオーディオg様

ハードディスクを内部に入れた様子です。ボルトで固定して終了です。

WMiniDACカーオーディオg様

前面パネルに前面基板を取り付けた様子です。

WMiniDACカーオーディオg様

フロントに移動させたSDカードスロットです。アップデートを考えて前面に来るようにしました。

WMiniDACカーオーディオg様

車に装着した様子です。ナカミチの外部入力に入ります。
ハードフロントガイドをボルトで固定して終了です。


セットされているのはナカミチのCDプレイヤーですね。
1DINサイズで6連奏という、未だ中古で高値取引される、ロストテクノロジー的な超絶プレイヤーです。
g様、ありがとうございます。

WMiniDAC
WMiniDAC

WDAC3C:[5]ネットワークレンダラーボードとWNDRプロトコル

WaversaSystems WDAC3C

WDAC3Cはどの観点から見ても魅力的な価値を持ったDACです。
今回はその中でもソース機として重要な機能になる、「ネットワークプレーヤー」としての価値を確認します。

ネットワークプレーヤーは、簡単な操作、音源管理の利便性、高品質音源サービスの利用、オンラインストリーミングサービスの膨大な音源など、さまざまな面でメリットがあります。
WDAC3Cは、これらのネットワークプレーヤー機能を搭載しており、基本的なDLNAと最新のネットワーク・プラットフォームであるROONはもちろん、他のDACには無いWaversaSystems独自のノイズ低減プロトコルであるWNDRもサポートしており、その価値は更に高まります。

WDAC3Cで使用可能なネットワークプレイ方式(プロトコル)

  • DLNA:基本的なネットワーク再生プロトコル(様々なストリーミングサービスがサポート)
  • Airplay:アップルのプロトコル、iOS製品との互換性をサポート
  • RAAT:Roon Ready DAC
  • WNDR:WaversaSystems専用プロトコル
WaversaSystems+Roon
▲WaversaSystemsのRoon Ready リスト(WDAC3Cも追加予定)

ネットワークプレイとして隠された価値

WaversaSystems WDAC3C
▲WDAC3Cに搭載されているレンダラーボード

WaversaSystems独自設計のネットワークレンダラーボード

コンピュータネットワークを利用するネットワークプレーヤーの特性上、DACは、これまでのCDトランスポートやアナログ機器には無かった数多くの高周波ノイズにさらされ、音質的悪影響を受けています。
これらのノイズを最小限に抑えるため、WaversaSystemsでは、ネットワーク レンダラーボードを独自に開発、生産してきました。

ネットワークプレーヤーでレンダラーボードが重要な理由は、信号の入口であるネットワークレンダラーボードから多くのノイズ流入が発生し、ハイエンド音質のための設計ではなく、一般的な標準で設計されたネットワークレンダラーボードは、それ自体でもノイズを多く発生するためです。

WaversaSystemsのネットワークレンダラーボードは、LANのポート、またはUSBのポートにノイズフィルタを適用し、瞬間的に高速で動作し、発生するノイズを最小限に抑えるための処理速度を制限するようにも設計し、それ自体のノイズが発生しないようにする機能まで持っています。
オーディオで高速に動作することは欠点を増やしてしまうため、適切な速さで動作させる事が効果的です。

WaversaSystems WDAC3C
ハイエンドメーカーC社が搭載しているレンダラーモジュール

ネットワークのデータ信号を受けて、復元して再生するには、何よりも質が高く正確なデジタル設計技術が要求されます。ネットワーク上の音楽信号と同時に存在して同じように送信される各種ノイズをフィルタリングする技術と、音源信号に載っている微細なデータを保護し、ネットワーク及びデジタル、そしてアナログの併せ持つ膨大な要素の技術力が、バランスよく高い完成度で設計製作されなければならないためです。

そのために、ほとんどのネットワークプレーヤーが技術力の不足と、更に製造コストの負担で市販のモジュール型レンダラーボードを使っているのが実情であり、MSBなどごく一部のハイエンドメーカーのみが独自のレンダラーボードを搭載しており、その他ほとんどのハイエンドメーカーは、モジュールのレンダラーを使っています。独自に設計されたレンダラーボードは、メーカーの高い技術レベルの証しです。

WaversaSystems WDAC3C
WaversaSystems独自設計のWDAC3Cレンダラーボード (画像は開発中のもの)

WaversaSystems Network Renderer board

  • ノイズフリー設計(外部ノイズの遮断、自身ののノイズ発生最小化)
  • 最適化されたパス、優れた安定性と音質的メリット
  • Webブラウザで簡単設定
  • 音質改善や安定性向上のアップデートとアップグレード
  • リモートサポートによるシステムチェックが可能
  • 専用プロトコルによる音質向上と多様な機能付与が可能

WDAC3Cのレンダラーボードは、さまざまなネットワークプロトコル(DLNA、RAAT、Airplay、WNDR)に対応し、WaversaSystemsの信号伝送プロセッサWAPで最高の音質を実現できるよう、音源データを損失せずに伝達する重要な役割を果たしてします。
独自設計によりボトルネックと変換ステップを最小化し、最適化されたパスで安定性と音質的メリットを得ています。

WaversaSystems WDAC3C

独自に設計されたレンダラーボードは音質的なメリットも存在するが、様々な機能的な利点も備えています。
Webページによる設定が可能で、アップデート、アップグレードも誰でも簡単に行えます。

WaversaSystems WDAC3C

WNDR(WaversaSystems専用プロトコル)

  • バッファリングのない連続した信号処理に最適化された伝送方式
  • ノイズに強い耐性を備えたプロトコル
  • 専用経路による変換プロセスのないプロトコル
  • 相互接続によるWAPレベル上昇(音質向上)

WNDRはWaversaSystemsが独自開発したプロトコルで、前述のネットワークレンダラーがネットワークオーディオのためのWDAC3Cのハードウェア的な利点とし、WNDRはソフトウェア的な優れた音質的メリットがあります。
WNDRはバッファリングがほとんどない、純粋な音楽の転送専用プロトコルで信号伝送時のノイズがほとんどなく、音質的歪みが発生しない特別な利点を持つプロトコルです。

WNDRROON一般的なネットワークプレイ
プロトコルWNDRRAATDLNA
プロトコルの使用オーディオ専用オーディオ専用家電製品通信用
信号処理連続した信号前送信(バッファNo.)+ノイズ除去バッファリング余分なバッファリング
互換性DLNA、Airplayとの互換性単独プロトコル単独プロトコル

一般的に広く使われているDLNAを利用したネットワークのストリーミングの最大の問題は、標準規格が連続オーディオのストリーミングを全く考慮せず、単にパケット単位のデータ伝送のためだけの規格ということです。
この伝送方式は、信号伝送時のバッファリング過程でノイズが発生してしまい、音質的に非常に荒れてしまいます。※CDとDLNA再生を比較して、CDより音質が良くない場合がある原因です

WNDRは、これらの問題を解決するためにWaversaSystemsが独自に開発したプロトコルで、通信上に現れる遅延を最小限に抑え、優れたノイズ耐性まで備えるように開発しました。また、WNDR方式は、専用のプロトコルなのでプロトコル間の変換過程が必要無く、音質を向上させることができます。更に、WNDRは他のプロトコルと比べても、より発展した内容のプロトコルでノイズに強い耐性を備えています。

Network伝送方式によるノイズ発生

ネットワークプロトコルでどのようにノイズが発生するかと反論もあります。
一般的な共有ネットワーク上では、データがDedicate(独占的)に伝送されないので、パケット単位で共用ネットワーク上で移動し、そのパケット単位のデータをバッファリングする方式を使っています。このバッファリングしたデータを読み込む過程でノイズが誘発されます。

WaversaSystems WDAC3C
WaversaSystems WDAC3C
WNDRプロトコルの動作

図のようにバッファされたデータを読み取る場合、レンダラーボードなどでデータを読み取り、送信する処理が断続的に発生し、それによって電気的ノイズが発生します。
バッファリングせずに、連続的な情報を安定的に転送することが、今後のコア技術であり、メディアの統合により、通信とも並行する傾向であるため、バッファリングせず安定してクロック同期をする技術がWNDRであり、これは音質的に大きな利点になります。

バッファリングの有無はネットワークケーブルを抜いてみれば判ります。
DLNAの場合、音楽が30秒以上続いて再生され、ROON RAATの場合も数秒間の音楽再生が続きます。これはバッファリングされた音楽データが再生されているということです。
しかしWNDRの場合は、ネットワークケーブルを抜いた瞬間とほぼ同時に音楽が途切れてしまいます。バッファリングをしないためです。

WaversaSystems WDAC3C

WaversaSystemsのDACで動作するWNDRは、独自の音楽データ転送プロトコルで動作する世界で唯一の製品です。
WNDRは全ての機器が統合された時に相乗効果が発生し、WAPと結合し、更に優れた音質を得られます。
図のようにWCORE、WRouter、WDAC3Cの全てがWNDRで接続されると、明確な音質的メリットを持つようになります。それに加えてWAPレベルまで高まり、次元の高まるより高いハイエンド音質を実現、完成されます。

WDAC3C:[4]WMLET(Waversa Multi-Layer Energy Transfer)

WaversaSystems WDAC3C

DACを設計し開発する上で、音質に影響を与えるいくつかの構成要素が存在します。
入出力ラインの設計、デジタル処理チップの内部アルゴリズムの設計、DAチップの性能は、電源供給部の設計、アナログ出力部の設計などいくつかの要素が直接DACの完成度に関与します。

アメリカの最新鋭、ESSテクノロジー社 ES9038PROチップ搭載

ES9038PROは現存するDACチップのESS Sabre 32シリーズで最高の仕様とパフォーマンスを持ち、ハイエンド市場でSabre32 DACという名前を刻印した最高級ラインである9018と9028に続く、これらの特性を更に向上させた最新のDAC Chipです。ES9038PROは8チャンネルで構成されるフラッグシップモデルです。

ESS-DAC-ES9038PRO

32ビット処理とESS特許である32ビットHyperStream DAC技術が特徴です。
HyperStreamアーキテクチャは優れた音質と、非常に低い相互変調歪率特性で、デルタシグマアーキテクチャを使用する一般的な他社の競合品と比べて優れたオーディオ特性を持ちます。

WDAC3Cのデジタル処理

DACはDAチップの性能も非常に重要ですが、それだけが重要ではありません。
もしDAチップの性能が重要ならば、同じDAチップを搭載するDACは全て同じ音になるはずです。
DACチップの選択も重要だが、そのDACチップをどのように活用するかによって、その結果は全く異なります。
WDAC3Cは、ES9038PROをバイパスによって最も基本的な機能だけを活用し、入力と出力部の両方に独創的な独自設計によって優れた音質を完成しました。そのうちの二つがWAPとWMLETです。


WDAC3Cは32Bit 8チャンネルDAC を備えたES9038PROを最適に活用するために、WaversaSystemsの独創的な2つの技術を投入しました。

1つは、32Bit 1.5MHzで動作するソース推定アルゴリズムであるWAP。
もう1つは、音域のチャンネル分離技術(WMLET)です。


音域のチャンネル分離技術と(WMLET – Waversa Multi-Layer Energy Transfer)

WDAC3Cは市販のES9038PROチップをそのまま使用するのではなく、入力段とオーバーサンプリングフィルタ段の回路をパスさせ、これらの代わりにWAPチップで各プロセスを個別に処理するアルゴリズムを備えています。
そしてもう1つの重要な技術である、音域のチャンネル分離技術(WMLET)によって、ES9038PROに渡されます。

WaversaSystems WDAC3C

音域チャンネル分離技術(WMLET – Waversa Multi-Layer Energy Transfer)

名前の通り、デジタルの段階で帯域を左右チャンネル別に、高域、中高域、中低域、低域に4分割し、ES9038Proの8チャンネルに渡して処理します。
音域ごとにチャンネルを分離する利点は、アナログ素子の特性上、中域帯にエネルギーが集中されます。8チャンネルではなく左右チャンネルだけでまとめて処理することになり、更に中域帯にエネルギーが集中します。
これを防ぐために、WDAC3Cはエネルギーを帯域別に均等に分布させ、音質を改善させます。

WaversaSystems WDAC3C

WMLETによる音質の変化

WDAC3Cには、周波数帯域ごとに4つのチャンネルでエネルギーを調節する独創的な技術が投入されました。
エネルギーの偏りに起因する歪みを改善し、微細な音楽的要素を復活させる、今までのDACでは感じることができない帯域バランスが実現しました。

  • 中域帯に集中していたエネルギーが均等に分布し、帯域バランスに優れます。
  • 帯域ごとに解像力が増大し、帯域分離と自然な音楽のニュアンスが活かされます。
  • より広い音楽信号のダイナミックレンジの実装と広帯域帯の周波数再現。
  • 音の自然なバランスを維持でき、音色のオリジナリティが維持されます。

WaversaSystems WDAC3C

WDAC3C:[3]WAP(Waversa Audio Processor)技術

WaversaSystems WDAC3C

16Bit/44.1kHzのデジタル信号は、ジッターエラー、量子化(Quantization)エラー、サンプリングエラーなど、元のアナログ信号を完璧に復元できないと、既に知られている事実です。
このためオーディオ機器は、アップサンプリングやハイレゾ音源などの方法で音質改善を追求しています。

WaversaSystems WDAC3C

サンプリングによる歪み

一般的にアップサンプリングは、FIRフィルタ(Finite Impulse Response、定形インパルス応答フィルタ)を使います。アップサンプリング過程でInterpolation(補間)して音質補正するが、FIR Interpolationは数学的な計算で、デジタルの点と点の間を推定して埋める方法です。
Sabre ES90x8系の場合、このようなFIRフィルタが基本的に内蔵されており、DACメーカーは簡単にアップサンプリングを行うことができます。しかし、不正確に作られたアップサンプリングの場合、音が細くなり、アップサンプリング機能をOFFにして聞く方が、より良く聞こえる場合が多いという事が、それを反証しています。

WaversaSystemsはDAチップに含まれている基本的なFIRフィルタを使わず、独自に開発したWAPを使っています。WAPは多数の独自開発したFIRフィルタとIIRフィルタ(Infinite Impulse Response Filter、無限インパルス応答フィルタ)などが多段構造で設計されており、高解像度のアップサンプリングを行います。この高解像度でアップサンプリングされた信号を、数千回の反復計算によって処理される最先端のソース推定アルゴリズムでデジタルエラーを削減し、元のアナログ信号と可能な限り同一の波形を作成します。これがWAPの役割です。

WAP(Waversa Audio Processor)

  • ジッター発生率が大幅に低く、タイミングが正確なハードウェア方式
  • デジタル入力からプロセッサまで独自開発のソリューション
  • 最適化された経路の全信号を掌握するDual WAP
  • 信号経路で一元化されたクロック管理
  • Quantization Error(量子化誤差)を最小にする技術
  • 32Bit 1.5MHzに及ぶ膨大な情報を処理
  • 医療技術の応用による最高レベルの信号復元アルゴリズム
WaversaSystems WDAC3C

解像度とサンプリングレートによる歪みとWAP

独自設計、最高レベルのオーディオプロセッサ、WAP(Waversa Audio Processor)

数あるDACメーカーでも、デジタルプロセッサを独自に開発するメーカーは極めてまれです。
デジタルプロセッサの開発は、デジタル信号システムのための重要な理解と知識を要し、開発するだけでも困難で、ほとんどDACメーカーは、DACチップに内蔵されたDSPを使うか、市販のモジュールを使っています。
しかし、CHORD、DCS、MSBなどに代表されるいくつかのハイエンドDACメーカーは、音質を最優先に考え、デジタルプロセッサを独自に設計しています。

WDAC3CもWaversaSystems独自設計のデジタルプロセッサを搭載しています。
WaversaSystemsのデジタルプロセッサは、ソフトウェア方式のデジタル処理ではなく、ハードウェアで処理するため、シンプルで最適化されたパスで同時に処理されます。
その成果は、エラーが発生する要素も少なく、オーディオ信号のタイミングもより正確に処理されます。

WaversaSystems WDAC3C

ソフトウェア処理方式は、処理が順次で複雑なため、エラーが発生する要素があります。
これに対して、ハードウェア処理方式は、信号処理が同時に一度行われるので、ジッターが発生する余地がなく、オーディオ信号のタイミングが正確に一致します。

モジュラー設計 VS 独自開発の信号経路システム

ほとんどDACメーカーはモジュール化されたDACコンポーネントを個別に手配し組み合わせて生産しています。
その理由は、市販のチップを使用すれば開発も生産も容易なためです。
そのため、独自の信号システムを備えたDACメーカーは数える程しかなく、それらのブランドのDACは1万ドル(100万円)以上の価格で販売されています。

WaversaSystems WDAC3C

WDAC3CはWaversaSystemsで独自に開発した信号経路システム仕様です。
独自開発のUSB入力回路、ネットワークレンダラー、デジタルプロセッサとDACまで全ての信号処理を最適化しており、デジタルプロセッサ(WAP)で一本化されたクロックシステムで精巧に制御し動作します。
この方法は、市販のモジュールを使う方法と比べて、エラーが発生する確率が低く、安定性が高く、理想的なデジタル信号処理が可能です。

全ての信号を掌握するDual WAP

処理速度を飛躍的に高め、信号処理を効率的に管理するために、WAPをデュアルに配置しました。
最初のWAP(P1)は、全ての入力信号を処理し、第二のWAP(P2)は、P1で処理された信号をI2Sで受け取り、サンプリングレート別のクロックで信号を復号する役割のみを担当します。
このように、デジタルプロセッサごとに固有の役割を分担することで、信号の干渉を最小限に抑え、より精巧なクロック管理がされ、デジタル信号の整合性を損なわない正確な信号によって音質的メリットが得られます。

WaversaSystems WDAC3C

これらの特徴を持つWAPを搭載する機器のハードウェア的な特徴、

WAPの核心は「信号復元」にあります。

32Bit 1.5 MHz、膨大な情報を処理

WDAC3Cは、一般的なES9038に内蔵されたFIRを使う方法ではなく、独自に開発したロジックによる複数段のFIRを使用し、高解像度にアップサンプリングを行います。

その技術の核心はWAPに含まれており、今回新たに開発したWAPは、処理できるデータ量が膨大に増加しました。
現行のWAPは、24Bit/368kHzの内部信号処理で、新たなWAPでは、32Bit 1.5MHzでのデータ処理が可能なアップグレードに成功しました。
16Bitでは65,532個のデジタル信号処理が行われ、32Bitでは40億個のデジタル信号になり、信号処理の精巧度が飛躍的に上昇します。
このおかげで、よりアナログに近いデジタル信号を生成することができるようになり、後に続くデジタル復元技術の精度も高くなりました。

WaversaSystems WDAC3C

簡単に例えれば、32Bit 1.5 MHz に改良された内部処理速度は、DVDの画質から、4K画質に変えたようなアップグレードに似ています。
これにより表現できるディテールとダイナミックレンジが飛躍的に上昇します。

WAPはステップが上がるほどに自然なサウンドへ

WAPの信号復元アルゴリズム技術は、演算精度の数値を引き上げるほど精巧度も向上します。
これはWAPのLevelで管理表記しています。WDAC1はWAP 1段階、WDAC2は3段階、WDAC3は5段階で、WDAC3Cでは9段階になります。

WaversaSystems WDAC3C

このWAPは、デジタル段階で処理する演算で、機器間の接続によってレベルをアップできます。
WCOREとWRouterはWAPレベル3で、WAPレベルが9のWDAC3Cに接続すると、合計でWAPレベルは15まで引き上げることができます。
WAPレベルが上がるほど単位時間ほとの処理がより精巧になり、音像とディテールが向上します。
そして、楽器の音色とサウンドの傾向も柔軟で自然で聴きやすくなります。

WDAC3C:[2]内部と外部のデザイン

WaversaSystems WDAC3C

外観デザイン(フロント)

WaversaSystems WDAC3C

WDAC3C本体のサイズは、350x400mmでコンパクトです。美しく安定した比率で、コンパクトなサイズの機器で、他の機器とのシステムマッチングでも空間の美しさを引き立てる機器です。

フロントの中央にはディスプレイがレイアウトされ、 OLEDタイプで小さくても様々な情報を確認できます。
右側にあるプッシュボタンで機能を選択できます。このすべての機能は、リモコンでもコントロール可能です。入力選択、メニュー、セレクトのボタンがあります。

機器下部

WaversaSystems WDAC3C

機器の荷重を支持する下部台座はアルミで、特殊加工がされた形態を採用しており、振動を効果的に減衰する構造になってます。また、台座の先端には特殊シリコン素材のボールが装着されています。

入出力端子(背面)

WaversaSystems WDAC3C

WDAC3Cは後部だけを見ても、小さいながら充実した設計になっている事が一目で分かります。
左から、アナログ出力のXLR、RCAが配置され、中央には、AES/EBU、Coaxial、Optical、USB-Bのデジタル入力端子とストレージデバイス接続用のUSB-A、そしてネットワークプレイのためのEthernetポートがあります。

上部にはWord Clockの44.1kHzと48kHzの外部クロック端子。高精度のクロックを使用して、音質を向上させることができます。AC電源端子の隣にある端子は、今後開発予定のWDAC3C専用バッテリー電源を接続するポートです。

モノコック設計

WaversaSystems WDAC3C

各部ごとに削り出しで加工した設計で、音質的に安定した厚さと形を計算したハウジングを備え、固定される全ての端子や部品は、その共振振動設計で実装されています。
この内部設計で切削シャシー加工を行うオーディオブランドは非常に稀で、MSB、DCSなど、超一流の高級ブランドの方法で、価格帯はどれも1万ドル(100万円)を超える製品です。

分離設計されたボード

WaversaSystems WDAC3C

メインボードとレンダラーボード、ディスプレイボードは、それぞれ個別に構成され、互いに影響を与えず、各部品の特性を最大限向上させる構造です。

混入防止のための隔壁の設計

互いに干渉や混入の原因となる各パート別部品の影響を防ぐため、内部に隔壁構造にし、削減する構造を採用しています。このように完全に遮蔽し、相互干渉(interference)無く動作するようにし、振動係数もほぼ無い設計がされています。

WaversaSystems WDAC3C

デュアルトランスと安定電源部の設計

品質が優れたトロイダルトランスをデュアルで搭載し、各回路に必要な電流を十分に安定的に供給します。デュアルトランスは、デジタル部とアナログ部を区分して供給する設計で、処理信号によって電源混入を防ぎ、超低ノイズと音質向上を図っています。

2つの電源トランスをレイアウトする部分、CNCマシーンで切削加工し、トランス周辺をハウジング構造にできるようにし、トランスで生成される放射ノイズとEMIノイズを周辺に影響させない構造で、トランス振動も根本的に防止する設計です。

WaversaSystems WDAC3C

フローティングサーキット構造のメインボード

より良い音質のために、振動とノイズを良好にブロックする必要があります。
フローティングサーキットボード構造の設計は、振動の影響を最小に抑えるための方法です。
フローティングサーキットボードは、文字通り基板が底ではなく、上部に固定され、振動の影響をできる限り受けないように設計された構造です。
ボードを取り付ける天板のシャシーは、筒切削モノコック構造で、本機のメインボードは、ハウジングに別のサポート部品が無く直結されています。これにより、高耐久性の支持台の役割と振動を未然に抑制する役割を果たします。
本体を筒切削に直接掘り出し加工しているため可能な結果であり、ハウジングと接続されているメインボードやその他の部品の共振周波数を下げることができ、結果的に音質的な上昇をもたらす決定的なサポートを行うことになります。
これらの設計は、製造コストが指数的に上昇するため、極僅かなハイエンドメーカーのみで採用されている方法です。

WDAC3C:[1]主な特徴

WaversaSystems WDAC3C

2016年にリリースされたWDAC3は、優れた音質で、ヨーロッパやアメリカまでも大変な好評を受け、保守的なオーディオファイルにも必須DACとして使われています。
WDAC3の後継モデルとなる、WDAC3Cは、世界的な経済状況を考慮し、構造や部品の最適化によって低価格のDACと決定しました。
事前予約は3000ドル(30万円)台の予定です。

WDAC3CはWDAC3のコンパクトモデルですが、音質的に優れています。最大の理由は、デュアルで構成されたWAP(Waversa Audio Processor)を介し、32Bit 1.5MHzの信号処理で、真のアナログ信号復元が可能となったからです。WDAC3Cは今後開発予定の外部クロックとバッテリー電源部を追加して、更に音質を引き上げることができる可能性を持つ点も魅力です。

WaversaSystems WDAC3C

WDAC3Cの主な特徴

  • 次世代設計のデュアル32Bit 1.5MHz WAPチップ搭載
  • 最上級DAチップ採用:ESS Sabre 9038 Pro
  • 外部クロック入力端子
  • バッテリー電源部入力端子
  • フルバランス回路
  • ディスクリート構造のアナログ出力
  • 音質的に最も優れたWNDRプロトコルを使用
  • 独自に設計したネットワークのストリーミング用レンダラーボード(DLNA、Airplay、ROON Ready、WNDR)
  • モノコック切削シャシー
  • 振動対策のフローティングサーキット型ボード設計
  • デジタルとアナログ段は別のデュアルトランス電源設計

真のディスクリートフルバランス・アナログ回路、モノコック切削ケース、電源部の分離、ネットワークプレーヤー内蔵など、これらの要素だけを考慮しても、これほどの設計と物量投入は同価格帯に比較対象が存在しません。これに加えてWDAC3Cは、独自のWNDRプロトコル、32Bit WAP(Waversa Audio Processor)、独自設計レンダラーボードなど、最高の独自技術も投入し、存在価値を高めています。

32Bit Dual WAP(Waversa Audio Processor)

  • WaversaSystems独自のAudio信号Processor、WAPを32Bitで処理(従来24Bit)
  • 65,532(16Bit)のデジタル信号を40億(32Bit)のデジタル信号にアップスケーリング
  • 超高精度な音の粒子が織り成す新たな次元の自然な音質

最上級DACチップ採用

  • ESS9038 Pro D/Aコンバーター採用
  • 16チャンネルのDAコンバーター内部チャネルを4個ずつ分離処理(高域、中/高域、中/低域、低域)し、ダイナミックレンジと優れた帯域幅を実現

デジタルの限界を克服した音質

  • デジタルの硬直した音質の欠点を削除
  • ナチュラルな質感、倍音、音楽のニュアンスと豊かさ、滑らかな音質でアナログ(LP)マニアも十分満足の音質

フルバランス回路と拡張性

  • 同価格帯では見られない、真のフルバランス・アナログ回路
  • 外部クロックとバッテリー電源部を接続可能(WaversaSystems専用クロックとバッテリー電源部開発予定)
  • Roon Ready:ROONのRAATとWNDRプロトコルをサポート
  • 豊富なインターフェース:Etherent、USB、Coaxial、AES/EBU。Balanced(XLR)、Single-ended(RCA)
WaversaSystems WDAC3C