Waversa Systems Japan

ウェーバーサシステムズ

11月 2017アーカイブ

W CORE【第2回】オシロスコープでパソコンとW COREのノイズ測定

W COREの分析

  1. 【第1回】W COREの紹介:パソコンのノイズがオーディオシステムの音質に与える相関関係の考察
  2. 【今回】オシロスコープを使ってパソコンとW COREのノイズの測定
  3. ネットワークプロトコルとROON、そしてW CORE
  4. W COREの詳細分析
  5. W COREの音質向上の効果と分析

W CORE製品分析の第二回、「オシロスコープを使ってパソコンとW COREのノイズの測定」です。

今回の実験は、パソコンとW COREで発生するノイズ量を測定したもので、ノイズの量と周波数ごとの特性を分析したデータです。測定に使用した装置は、Tektronix TDS 2024に、Oscilloscpe with FFT spectrumアナライザーです。

パソコンは一般的なスペックのPCで、ASUSの上級マザーボードにi3 CPU、128GB SSDが搭載し、OSはWindows 10のモデルです。

PCのノイズ測定

動画を見れば分かるが、PCはノイズ発振器といっても過言ではないほど膨大なノイズを作り出しています。第1回目で書いたように、SMPS電源部、CPU、GPU、FANなどが作り出す過剰なノイズです。
00秒:電源オフ
2秒:電源オン
10秒~:OS起動開始
29秒:Roonで再生開始
再生時にパソコン操作してない状態でも、RoonのシステムやOS内部の動作によって様々な波形のノイズが次々に発生し続けます。

▲ PCの電源を入れる前の状態。測定基準は20mVに設定。

▲ PCの電源を入れた瞬間の状態。電源が供給されPCが起動し、深刻に不安定な波形が表示されます。

▲ 電圧の変動量によって様々な異常波形のノイズパターンが現れます。

▲ PC内のプログラムなどの実行でクロックが変動する瞬間、たくさんのロジックの動作が変化します。CPU使用量が増え、多くの電源を瞬時に要求し、その瞬間にSMPSノイズも急増し、膨大な電流差によってひどく不規則的にノイズが発生することになります。

▲▼ PCでROONを起動し音楽を再生させた時。リソース使用量が増え、電圧も不安定に変わり始めます。

CPU、クロック、FANモーターの逆起電力など、様々なノイズが混在して増幅され、非常に複雑で多様なパターンの過剰ノイズが発生することになり、このようなノイズはそのまま電源ケーブルやLANケーブルを通じて外部へ放出されることになります。

このようなノイズが電源ケーブルを通じてオーディオにそのまま流入されると、音質に悪影響を与えると言う事は、敢えて説明しなくてもお分かりでしょう。PCをオーディオシステムに接続したり、同じ電源タップにつなげただけで、オーディオの音質が悪化する原因です。

W COREのノイズ測定

動画を見れば分かりますが、W COREのグラフは変化は非常にごく僅かです。これは外部に放出されるノイズが無いと言えるレベルです。
電源オフから、電源オン、再生開始以降、変化が非常に僅かだという事が分かります。

▲ W COREをオンにする前のノイズです。

▲ W COREを起動すると若干のノイズが発生します。 これはコンピュータが起動すると現れる現象で、メインボード上のSMPSのノイズとCPUでOSが起動すると現われる現象です。
PCのように不規則で深刻なノイズは全く出ません。

▲ 起動し終わるとノイズは再び安定する様子が確認できます。これはコンピューターOSの違いもあります。Windowsは予測不可能な様々なプログラムが動作してSMPSとCPUノイズを制御するのは困難で、Linuxではこのような部分をカスタマイズすることで精密な制御が可能です。

▲ ROONプログラムが動作した時のW COREのノイズです。電源の入ってない時とほとんど差が無い程に非常に安定しています。一般的なPCと比べればノイズが無いと言える内容です。

では、続いてノイズが発生する周波数帯域を分析してみましょう。見るようにします。

PCノイズの周波数帯域

動画でPCの電源を入れると、ノイズの周波数帯域が拡大する事が確認できます。全帯域にわたってノイズが増加しています。

▲ PCの電源を入れる前の周波数です。

▲ PCが動作すると全帯域でノイズレベルが上がっています。

▲ もう少し明確な比較のために、両方の周波数帯域を比較してみます。上のグラフで見れば、動作前の青色に比べて、動作時の赤色はPCノイズのために、全帯域にわたってノイズレベルが増加していることが確認できます。

このようなノイズは、一般的な許容値として、コンピュータや他の家電製品には全く影響を与えないが、周波数を利用して音楽を聞くオーディオでは深刻な影響を与えることになります。特に2500~5000Hzに多くの変化が見え、この部分のノイズは音を混濁させ騒々しく感じる主犯になります。

W COREノイズの周波数帯域

W COREノイズの周波数帯域です。 動画を見ると、W COREの動作時やROON動作の際にも周波数帯域にノイズは測定されません。

▲ W CORE電源オン前

▲ W CORE電源オン後、ROON動作時

更に明確な比較のために、両方の周波数帯域を比較してみます。青色がオンの前、赤色がW CORE動作状態です。周波数帯域の変化がほとんどなく、パターンが違うだけです。

このグラフでW COREは音質に関係するノイズを発生させないことが確認できます。

W CORE【第1回】パソコンのノイズがオーディオシステムの音質に与える相関関係の考察

HiFi Clubのコラムを翻訳掲載

W CORE:パソコンのノイズがオーディオシステムの音質に与える相関関係の考察

コンピューターを利用するUSB-DACとネットワークプレーヤーは、コンピューターノイズが音質に大きな悪影響を及ぼします。そこでネットワーク上のノイズを除去するWSmartHubを開発し、ノイズ除去性能によって格段に向上する音質が評価されています。

WSmartHubは既に存在しているノイズを取り除く製品で、今回新たに開発したW COREは、コンピュータで発生するノイズ自体を無くす、画期的な製品です。HiFi Clubでは、Waversa社のW COREに対する徹底的な分析と検証によって、W CORE製品の特徴とノイズ除去性能、音質的な長所と短所を分析し、この実証データを公開します。

W CORE分析内容

  1. W COREの紹介:パソコンのノイズがオーディオシステムの音質に与える相関関係の考察
  2. オシロスコープを使ってパソコンとW COREのノイズの測定
  3. ネットワークプロトコルとROON、そしてW CORE
  4. W COREの詳細分析
  5. W COREの音質向上の効果と分析
16Bit/44.1kHzのCD、24Bit/96kHzネットワークプレーヤー。音質の勝者は?

CDと24bit/96kHzの音源は、情報量は1000倍以上も差があります。テレビで言えば、21インチのテレビで見るDVDと、大型の4Kテレビの差と言えます。テレビでは4kが圧倒的な解像度と自然な色表現をしてくれます。

しかし、オーディオは? 残念ながら一般的な状況では、CDの音がより良く聞こえ、USB-DACやネットワークプレーヤーで聴く24bit/96kHzの高音質の音源がむしろ粗く固く聞こえ、CDの音が良いという意見が多くあります。

なぜでしょうか?スペック的に見れば、高音質の音源が圧倒的に良いはずで、さらにアナログでもないデジタルのスペックなのに、40年前のデジタル技術のCD音質がなぜより自然で滑らかに聞こえるのでしょうか。なぜテレビのように圧倒的解像度のスペックを持ちながら40年前のCDよりも音が良くならないのでしょうか。

最大の原因は、高周波ノイズ、クロックノイズ、ジッターです。連続的な信号が非常に正確な時間に伝達されなければならないオーディオの特性も起因します。オーディオの観点から見れば、コンピューター機器は巨大な高周波発振器なだけです。そして、マルチタスクのためのランダム方式のネットワーク通信プロトコルは、連続的なオーディオ信号の伝送には巨大な壁となるだけです。


音源ストリーミング(USB-DAC、ネットワークプレーヤー)のための必要悪、パソコン

CDに代わる次世代ソース機器として定着したパソコンのストリーミングは、NAS、パソコン、Hubなど一般的なコンピューターやネットワーク機器を必要とします。しかし、一般的な用途で開発されたコンピュータとネットワークを音楽再生用に使用するには、多くの構造的な問題とハードウェア的、ソフトウェア的な問題が散在します。

最も大きな問題は、コンピュータで発生する膨大なノイズ、パケット単位のランダム方式で動作する通信プロトコルがパソコンを利用した音楽再生に非常に大きな悪影響を及ぼすからです。そのため、次善の策として、Async方式のUSB Audio Class 2.0など、補完ソリューションもあるが、根本的な解決策にはなってません。

高性能CPU、高性能コンピュータが無条件に良いか?

最近のコンピューターはとても高速で、效率も良くなってます。3GHzを超えるのも一般的で、6コア、8コアなどマルチCPUまで登場し、競争的に処理速度を高めています。また、4k、5kモニターのサポートのためにGPUも非常に高速で動作します。そして、消費電力を低減するために、非常に効率が良いSMPS(Switching Mode Power Supply)を使います。内部の熱を放熱するために、大きなFANがCPU、GPU、SMPS電源、本体にまで複数搭載されてます。

▲ PC内部にはSMPS電源、高クロックのCPU、GPU、放熱のために複数のFANが使われてます。

このような構造は一般的なデータ処理や、映像の再生には全く問題ありません。ところがなぜ、とりわけオーディオでは問題になるのでしょうか。 オーディオは他の家電製品とは違い、ノイズに非常に敏感で、私たちがオーディオで聞く音楽は切れない連続した信号でなければならないという事です。そして音楽は0.01秒の小さなニュアンスによって99.99%が変わってしまう非常に敏感な信号だということに最大の理由があります。ハイスペックのCPUは、より多くのクロックノイズを発生させ、多くの電力を要求し、多量のSMPS高周波ノイズが放出されます。

それならファンがないパソコンやノートパソコンをバッテリーで使えば音は良くなる?

▲ メインSMPS電源、各種FANも無く、リチウムイオンバッテリーで動作するノートパソコン

SMPS電源部が外部にあり、ファンレスのノートパソコンもあります。ノートパソコンはデスクトップパソコンよりもノイズでずっと有利です。SMPS電源部、FANが無く、CPUも省電力型でクロックも相対的に低いので、ノイズの発生がデスクトップパソコンよりも減らすことができます。

果たしてそうでしょうか?もしもそうならば、電源を接続しないでバッテリーだけで動作させて音源再生をしてみれば、ノートパソコンの方がもっと高音質にならなければなりません。しかし、現実はそうではありません。デスクトップPCやノートパソコンや音質の差はあまり無く、むしろ電源部が強力なハイスペックなデスクトップPCが音質的に優位にある場合もあります。

なぜでしょうか?そこには大きな伏兵があります。マザーボードの内部に散在するSMPS電源モジュールです。コンピューターにはSMPS電源部がメイン電源だけではなく、CPU、GPU、各種入出力機器の電源供給のためにも存在します。それに加え、ノートパソコンで最も多くの電力を必要とするディスプレイのために大容量のSMPSが盛大にノイズを放出してディスプレイに電源供給してます。

パソコンとノイズ

それでは、デスクトップパソコンとノートパソコンで発生するノイズ((高周波ノイズ、クロックノイズ)について集中的に調べてみましょう。そしてW COREと比較して、W COREの強力なノイズ遮蔽能力について調べてみます。

一般的なパソコンの内部構造

▲ 一般的なパソコンの内部構造

上の図のように、SMPS電源、CPU、GPUと冷却のための複数のFANがあちこちにあり、HDD搭載パソコンの場合はDCモーターまで加わって高周波ノイズを電源部と外部I/O機器を通じて放出します。更にパソコンのケースも、数千円だと薄い鉄板やプラスチックになっており、振動の対策も全く無関心です。

電源部で放出されたノイズは、同じラインにつながっている全てのオーディオ機器が高周波ノイズに無防備にさらされ、電源の質が大幅に悪化します。※(オーディオシステムにパソコンをつなげるだけでも音が悪くなる理由です)

Ethernet、USBで接続されたDACに、多量の高周波ノイズを伝送させ、デジタル回路にジッターを発生させて、DACと接続したアナログ機器(プリアンプ、プリメインアンプ)によってアナログ段まで高周波ノイズを転移させてしまいます。

ノートパソコンの内部構造

▲ 一般的なノートパソコンの内部構造

ノート型パソコンの状況もあまり良くありません。上の図のように、メインSMPS電源だけではなく、メインボードに多くのSMPS電源部が存在し、様々な機器に電力を供給するため懸命に動作し、大量の高周波ノイズを発生させます。この高周波ノイズはEthernet Port、USB Portからそのまま放出されます。

マザーボードのSMPS電源部

▲ パソコンのマザーボード(一般的なパソコン、ノートパソコンも同じ)

パソコンのマザーボード(メインボード)を見てみましょう。上記の部分がSMPS電源部です。別のSMPS電源部を利用して、CPU、GPU、USBなどの各構成パーツが必要とする電力をそれらに合わせて供給します。12V、5V、3.3Vなど、様々な電圧が混在して使用されます。

バッテリーのノートパソコンを使用しても一般的なデスクトップパソコンよりも音質的メリットが無い理由です。そして、パソコンの動作特性上、必要に応じてCPUの処理速度と負荷が変化し、ハードディスクやSSD、各種I/O機器が断続的かつ不規則に動作し、ひんぱんに電力量を変えて要求します。それでSMPSは、円滑な電源供給のために、スイッチング周期を変え続けながら電気の供給量を調節しなければなりません。そして、異なる様々な周波数の高周波ノイズが増幅されて発生することになります。

 

W CORE内部構造

▲ W CORE内部構造

W COREの内部構造です。ノイズが外部に流出するのを防ぐために、トロイダルトランスを使ったリニア電源部が2個とリチウムイオンバッテリーがあります。リニア電源1つはメインボードの電源供給のために使用され、もう1つは純粋にリチウムイオンバッテリー充電のためだけに使用します。

この場合、コンピューターのマザーボード上で発生したノイズは外部に流出されず、全て遮断されます。リニア電源部は電源線に乗って外部に流出する高周波ノイズをブロックしてしまう遮蔽トランス効果を持ってます。

Ethernet Portに電源を供給するリチウムイオンバッテリーは、極低インピーダンス特性で、メインボードから流入した全てのノイズを強力に除去してしまいます。それで全てのノイズは消え、きれいなデジタル信号だけがネットワークポートを流れていきます。

W CORE、一般的なパソコン、ノートパソコンの比較

項目

W CORE

デスクトップPC

ノートパソコン

音質との関係

Main Power

トランスリニア電源部

SMPS

外部SMPS
バッテリー

電源ノイズ

SMPS電源

最小化

多数配置

多数配置

スイッチングノイズ

Class of component

オーディオグレード
最高級の部品

低コストの部品

低コストの部品

ノイズ発生

CPU

低クロック/低消費電力

高クロックCPU

高クロックCPU

クロックノイズ

FAN

有/無

逆起電力

Software

カスタムLinux

Windows / MacOS

Windows / MacOS

コンピュータ使用

Graphic Card

クロック、SMPSノイズ

Network Port電源

リチウムイオン電池

SMPS

SMPS

ノイズ外部放出

なぜSMPSはそんなに駄目ですか?

▲ SMPSの動作原理

上の図がSMPSの動作回路図です。スイッチのOn/Offを繰り返して必要な電圧を作り出すSMPS回路は、効率は一般のリニア回路に比べて圧倒的に良いが、続くOn/Offと電気使用量によってOn/Off時間を調節するので、非常に様々な周波数帯域の莫大な高周波ノイズが発生します。それに加えて、12V、5V、3.3Vなど多様な電圧を供給して、異なる周波数帯域の高周波ノイズが入り乱れながら増幅されて発振することになります。

▲リニア電源とSMPS電源の比較

SMPSのためにジッターが発生するのは分かった。
だったら、ジッターを完全に無くせないの?

ジッターは、信号に混ざったノイズによって発生する時間差エラーです。これらのジッターによって音質が固くなります。それでルビジウム発振など、非常に精度の高いクロックを使用した外部クロックを利用し、ジッター大幅に減らす方法もあります。しかし、仮にジッター完璧に無くしたとしても、信号とは関係なく、デジタル信号に混ざって入ってくる高周波ノイズは、現実として特別な対策方法がありません。この高周波ノイズはオーディオアナログ部にそのまま流入して増幅されるからです。

結局、ジッターと高周波ノイズで、何がどうなるの?

コンピューターで発生したノイズは電源ケーブルに乗って外部にそのまま放出されます。また、EthernetポートやUSBポートからもそのまま放出されます。このように放出されたノイズは、オーディオ機器にそのまま流れ、音を悪くする原因になります。

下のグラフを見ると、デジタルの1と0の信号を伝送するために、回路内部で伝送される実際の信号は以下になります。回路素子の特性上、完璧な直角のデジタル信号を作り出すことは不可能で、そこにノイズまで加わり、汚い信号が作られるようになります。

▲ ノイズの影響で汚染されたデジタル信号

ジッターエラーの発生
不自然なハーモニーと硬いサウンド

こうしたジッターエラーは様々な形で音質に悪影響を及ぼします。SMPSの強力なパルス波ノイズはデジタル信号に干渉し、上図のようにデジタル値自体を不正確に作ってしまい、デジタルで再生するサウンドで最も重要な時間軸に混乱を与えて「ジッター」を発生させます。

このように再生されるサウンドは、不自然なハーモニーで音色を歪ませ、聞いていて堅苦しく固いサウンドで長時間のリスニングを妨げます。

▲ 汚染されたデジタル信号で現れるOvershootとRinging

これまで、デジタルソース機器のノイズは「ジッター」に限定してきましたが、上のグラフで分かるように、過度なノイズはX軸のデジタルの1と0の時間軸を振ってしまってジッターを発生させ、Y軸の高周波ノイズは電源ケーブルやLANケーブルを通じてオーディオ機器に入り、アナログの高周波ノイズを発生するようになります。

グラフのOvershoot領域は、オーバーシュートはインパルスノイズに該当し、アナログ回路で全帯域にホワイトノイズとして現れるようになります。これが、CDやネットワークプレーヤーが、スペックの低いLPよりも音質が良くない重要な理由です。

高周波ノイズ
汚い背景、ぼけた音像

パソコンで発生した高周波ノイズは、デジタル信号だけが不正確なわけではありません。デジタル信号に現れるOvershootとRinging現象にも関与して音質が大幅に悪化します。このような問題を防止するために、信号間の間にLOW PASS FILTERを置き、信号と関係のないノイズ成分を除去するが、MOSFETに流れる電流が非常に高いために高品質部品を使って完全にアイソレーションしても、アナログ回路で信号の損傷なく全ての高周波ノイズを除去するのは非常に難しく、USBやLANポートによって高周波ノイズがそのまま放出されます。

これらの高周波ノイズはDACでも除去されず、ホワイトノイズとなってアンプまで伝達し、そのまま増幅されます。その結果、背景は汚れ、フォーカスはぼけたサウンドになってしまいます。

 

WCORE開発完了

WaversaSystemsの技術を活かした画期的な機種が一年あまりの開発期間を経て、ついに開発が完了しました。世界初、世界唯一といえる本格的なハイエンドオーディオ用ROON専用機、「W CORE」です。

ROON

W COREを説明する前にROONを説明しなければなりません。ROONはパソコンで動作するネットワークプレーヤー用ソフトウェアで、この数年で多くのオーディオファイルの注目を集めています。ROONはMeridian Sooloosの開発者が設立したROON Labsで開発した再生専用のソフトウェアで、優れた音質が評価され、70以上と多くのハイエンドDACメーカーらが”ROON Ready”という認証マークをつけてサポートしています。

▲ROON

ROONは一般的なパソコン(Windows、MAC OS、Linux)、NAS(QNAP、シノロジー)のソフトウェアと、タブレットやスマートフォン(iOS、android)かパソコンで操作するシステムです。ROONが特別な理由は、独自の曲分析と処理で、優れたインターフェースに加えて、オーディオ専用に開発されたデジタル技術です。従来のUSB-DACやNetwork Playの場合、従来のコンピューター通信用として開発された標準規格に無理やりに合わせて動作させ、ROONでは連続的に音を再生しなければならないオーディオの特性に合わせて最適化した開発されています。

▲一般的なネットワーク再生とROON RAAT再生の違い

オーディオ用に使用されるUSB 2.0やDLNAを使うネットワークプレーヤーの場合、パケット単位でランダム方式のコンピューター通信を利用するため、一般的なデータ通信には問題はないが、逐次連続的に音源を再生しなければならないオーディオ再生では多くのジッターを誘発し、高スペックの音質的メリットを活かせずにいます。それに比べてROONは、独自のデータ処理と通信プロトコルで音源を非常に細かく区切ってDACに連続的にPCM Rowデータを送ることで、画期的な音質改善をもたらしました。

 

W CORE

W COREはLinuxを使用したROON専用コンピューターです。W COREに世界初、世界唯一のタイトルを付けた理由は、オーディオの最大の敵である「ノイズ」を劇的に無くした特別な専用機であるからです。

24Bit/96kHzの高音質音源が通常のCD(16Bit/44.1kHz)よりも良く聞こえない重要な原因です。理論的には24Bit/96kHz音源はCDより1000倍以上優れています。まるで85インチUHDテレビと21インチで見るDVD画質の差があるはずなのに、実際はそうでない理由は、コンピューターやネットワーク機器で発生するノイズが原因です。

W COREの核は、リニアパワーとリチウムイオンバッテリーです。ネットワーク再生のためにはコンピューターやNASが必要です。コンピューターやネットワーク機器は、オーディオの観点から見れば高周波発振器です。高クロックCPU、GPU、FANとSMPS電源で大きなノイズが発生します。

このようなノイズを除去するために、バッテリー電源やWaversaSystemsのWSmartHubなどが使われています。しかし、コンピュータ本体に手を出すのは難しかったのが、W COREでこれを実現しました。

アルミニウムシャシーを利用して発熱とシールドを実現し、Linuxカーネルの段階でGPUやUSB等の各種I/Oデバイスを排除してノイズが発生する可能性のある全ての要素を最小限に抑え、マザーボードのSMPSで発生せざるをえないノイズはリニア電源部を2箇所に分離(マザーボード用用、リチウムイオンバッテリー充電用)、Ethernetポートバッテリー電源駆動で、コンピューターのマザーボードで発生するノイズの外部放出を根本的に遮断しました。

現在、W COREのハードウェア面の性能や音質を引き続き分析中で、オシロスコープで測定した一般的なパソコンとW COREから発生するノイズの測定の様子です。

一般的なノートパソコンの平常時に発生するノイズ
パソコンでROONなどプログラムを使用すると、CPUの使用量が上がってSMPSなどから多大なノイズが発生

一般的なパソコンのノイズは、実際に想像を絶するほど出ます。このようなノイズは、デジタル的にジッターが発生するのも問題だが、このような高周波ノイズがそのままDACに流入し、アナログ高周波ノイズで増幅すると言う事です。それで一般的なネットワークプレイヤーがCDよりも情報量は多くても、音が硬く粗い重大な原因です。

W COREの電源を入れる前のノイズ
W CORE動作時のノイズ測定

ノイズがほとんど無く、プログラムの動作による影響も見られず、非常にクリーンで安定したデータ信号が処理されます。

W COREは全てのノイズが遮断され、電源コードとEthernetポートとの信号は全てのノイズが消え、純粋なデータのみが出ることになります。

W COREの音質的特性は、一言で「不思議」と思える程の新しい音を聞かせてくれます。単に、これまで聞こえなかった音が聞こえるというお決まりの表現では足りず、まるで新しくレコーディングされた曲を聴く次元の改善です。このような変化が既にテストで得られており、一般試聴会が近日行われます。

HiFi Club 釜山試聴会

2015年12月に行われたHiFi Club 釜山試聴会の翻訳記事です。

HiFi Club試聴会 in Busan

オーディオ市場の発展のために活動してきたハイファイクラブも2015年の終わりを迎え、意欲的に行ってきている試聴会が釜山で12月18(金)〜19(土)に行われました。今回の釜山試聴会はソウルを中心に行われたハイエンドオーディオ試聴会を釜山で開催し、この地方のオーディオファイルに良い時間になりました。

今回の試聴会の主役は、ハイエンドオーディオに劇的に展開しているWaversaSystemsのV-Pre、V-Power真空管アンプ、そしてハイファイクラブSymphony 9スピーカー、ヘミングウェイケーブルシステムで、ハイエンドオーディオの音の客観的評価方法と評価基準の説明をもとに行ったレベルの高い試聴会でした。

▲システム全景1:V-pre、V-power、Dac3、Symphony9 Speaker、Hemingway Cables
[場所:セカンドドリームD&C]

▲システム全景2:V-pre、V-power、Dac3、Symphony9 Speaker、Hemingway Cables

▲音の客観的評価方法、評価基準をまとめた配布資料。

▲Symphony9 Speaker:1インチベリリウムツイーター、5.5インチスコーカー、9インチウーハーの3way-5Unitの仮想同軸型スピーカー。

▲Jumper&Speaker Cable:Hi-Diamond Jumper Cable&Hemingway The Creation Speaker Cable。

▲Waversa V-pre:6×4整流管とwestern 408Aを初段管に使用したトランスプリアンプ。

▲Waversa V-Power:6H30初段管と300B出力管で作られたトランスパワーアンプ。

▲V-powerの後ろに、WSmartHubを2台、mini nasも使用。

▲Hemingway Cable:XLR Cable、AC Power Cable。

▲上部のV-Pre、左右にV-Power、ヘミングウェイケーブルで接続。

▲中段のDAC3、下にAMP2.5。2台のスマートハブとヘミングウェイケーブル。

▲Hemingway The Creation Speaker Cable、Shunyata Research DF-SS台。

試聴会と講演後

WSmartHubアップデート V2.0.0

※ドメインの関係で日本を含め韓国外からはアップデートできない場合があります。正常にアップデートできるようになりましたらお伝え致します。

WSmartHub V2.0.0

WSmartHubのLinuxベースのシステムは、インターネットによってファームウェアのアップデートが可能です。
日本での発売前にもアップデートを行っており、今回のアップデートは日本発売から最初のアップデートです。
日本のオーナーの方々からのご意見も反省したアップデート内容となってますので、今後もぜひお使いいただいてご感想やご意見をお知らせください。

サポート - お問合せ

アップデート内容

  • LCDオフ機能追加
  • その他の細かい修正

アップデート方法

※アップデート中は必ずインターネットに接続してください。

  1. WSmartHub本体のLCDメニューか、WebブラウザでWSmartHubのIPアドレスを開いたメニューからアップデートしてください。
  2. アップデートが完了すると、LCDの下部に2.0.0と表示されます。

 

WSmartHub試聴会

2015年8月にHiFi Clubで行われた試聴会の記事の翻訳です。

W SmartHubはパソコンのUSB及びネットワーク上で発生するノイズを除去して驚くほどきれいな音を出してくれるスマートハブです。CDに続いて次世代ソース機器で脚光を浴びているコンピュータ及びネットワークストリーミングは、実は従来のコンピューター機器を使わなければならず、多くのノイズによってスペックのた実力を発揮できてないのが現実です。しかし、今回の試聴会でW SmartHubによる音質改善がいかに凄いかを証明できる場でした。

W SmartHubは世界で初めてハイエンドオーディオの観点で開発されたハブで、最先端の技術で開発され、センセーションを巻き起こし賛辞を受けている製品です。W SmartHubは通信機器です。このような通信機器をハイエンドオーディオ用のスペックで100%、独自設計して製品化したウエイバーサ社の技術力は驚くべきことです。

現在、ハイエンドオーディオソース機器はLP、CD、世代を受け継ぎ、コンピューターをソース機器にしてUSB-DAC、ネットワークプレーヤーが主流になってきています。しかし、ここで致命的な問題があります。コンピューターとネットワーク機器のハブ(ルーター)が驚異的なノイズの塊と言う事です。LPとCDとは異なり、コンピューターや通信機器はハイエンドオーディオ用に開発されたものではなく、データ処理用に開発されたものです。それらを活用する形で利用されるコンピューター・オーディオの再生は、まだ解決しなければならない多くの問題があります。特にデータ通信用のハブは、多くのノイズと低品質なクロックによってデジタル・ミュージック再生用としては非常に不向きな機械です。

最大の敵は膨大なノイズによる「ジッター」です。24bit/96kHzの高音質フォーマットが、20年前のCDプレーヤーと比べると、固く人為的に聞こえるのはこのためです。ネットワークプレーヤーやUSB-DACで再生のスタートとなるパソコン、NASから来る信号をDACに転送する部分の間のLANケーブル、USBケーブル、スイッチングハブなどの部分がありますが、LANケーブルやUSBケーブルが与える音質の影響のために、ハイエンドの線材を使用する方も多いが、さらに重要なスイッチングハブは、今までハイエンドオーディオグレードで開発された製品も無かっただけでなく、考慮の対象でさえありませんでした。

このようなスイッチングハブに、リチウムポリマーバッテリー駆動で、クリーンな電源を供給し、「超低ノイズ(Ultra low Noise)」を実現するW SmartHub(スマートハブ)は、パソコンやNASから来るデータノイズ、LANケーブルのノイズ、スイッチングハブ自体が発生するノイズを完全に遮断し、ハイエンドオーディオグレードの高精度クロックの採用で、DACへ「ノイズとジッターが消え、完全にクリアーなデータと電源」を提供する新概念の製品です。

W SmartHubの超低ノイズ技術の1つ、LEDインジケーターを使わない事でノイズ発生を根本的に解消します。通常のハブには写真のように各ポート事にLEDでデータトラフィックを知らせます。しかし、オーディオの観点から見ると、これは巨大なノイズ源です。LEDの点滅は巨大な波のノイズが発生します。W SmartHubはこの部分まで考慮し、一切のLEDインジケーターを使用していません。これ程までに細かい部分まで考慮して開発されています。

W SmartHub(スマートハブ)

ウエイバーサ社スマートハブはハイエンドオーディオネットワーク・プレイヤーとUSB-DACのための、世界初のオーディオグレードで開発されたハイエンドオーディオ専用スイッチングハブです。

  • 基礎設計からウエイバーサ社100%の独自開発、独自構造のギガビットスイッチング4ポートハブ
  • USB 1+2ポート(USB-DACノイズ除去)
  • 超低ノイズ設計
    • オーディオグレード高精度クロックの採用でジーター発生極小化
    • x4リチウムポリマーバッテリー駆動でNOISE FREE
      アルミニウムのユニボード切削加工で、振動、放熱、シールド
    • LEDインジケーター未使用など、ノイズ発生部分を根本的に除去
    • リチウムポリマーバッテリーを利用した極低インピーダンス。
      ネットワークやUSBのノイズ除去で純粋な信号伝送
  • 1年365日連続使用が可能な自動充電/放電システム
    (内部は全てバッテリーで動作。外部電源はバッテリー充電と前面LCDパネルに使用)
  • 前面フルグラフィックディスプレイ
  • ARMプロセッサー内蔵でネットワーク状態のリアルタイムモニタリング
  • 各ポートに接続された機器をスキャンし、トラフィックの発生頻度などを把握
  • インターネットによるファームウェアアップデート

接続/ネットワークプレーヤー

接続/USB-DAC

一般のハブ vs W SmartHub

一般的なスイッチングハブ VS W Smart Hub
 
 一般的なスイッチングハブW SmartHub
電源SMPSアダプター使用で多くのノイズが発生リチウムイオン電池4本使用でNoise Free
クロック超低価格の水晶発振子を使用ハイエンドオーディオグレードの高精度MEMSクロックを使用
クロック動作原理水晶に通電し振動する性質を利用してクロックを生成し、温度に応じて変位が大きい半導体、電子信号発生により振動する現象を利用し、精巧に動作し、温度変位が少ない
ジッター多く発生最小
転送表示△(ノイズ発生)X(ノイズなし)
LEDディスプレイXO(必要なときにOn/Offできノイズカット)
ARM AP(CPU)X(一部の製品が搭載)O(ネットワーク状態の監視とトラフィック制御可能)
ファームウェアの更新OO
USBハブXO(USB-A 2個/ USB-B 1個)
ケース材質プラスチックが多く、高価な製品は鉄を使用振動制御、優れたアルミユニボディの使用

音楽の試聴比較

-W SmartHubを中心に
Carol Kidd「When I dream」

オーディオファンにも有名なCarol Kiddの「When I dream」を聞いてみました。Carol Kiddの声とその他のアルペジオの伴奏とがよく調和し、アコースティックギターはベース感が十分にありながらCarol Kiddのボイスとよく演奏するかどうかが鍵です。

W SmartHubと比べて、元々の音は非常に多くのノイズによってホワイトノイズがひどく、背景も見えず、騒々しい感じと改めて感じました。一般的なスイッチングハブでの音は、女性ボーカル、ギターの伴奏が全く区別されずに混じって出てくる感じでしたが、W SmartHubでは背景が驚くほどご静かになって、甘いCarol Kiddの声とギターの伴奏だけが暖かに出てくる驚くべき変化でした。

何度となく聞いた音源だが、W SmartHubと接続してから、完全に新しい音楽を聞くような錯覚に陥るほどでした。また、一般的なスイッチングハブのステージ感とは全く異なり、上下が開き、さらにCarol Kiddのボーカルがくっきりと現れ、より豊かな倍音と空気感で音楽を完璧に完成してくれたと思えました。

Joe Morello「Take Five」

ドラムソロで始まり、やや特殊な構造を持つこの曲は、最初の部分だけ聞くとドラムのソロアルバムかと勘違いするようにする程にドラムの様々な音を聞くことができ、それぞれのシンバルの音がよく聞こえるように録音が良い音源で、ステージ感をテストする時に便利な音源です。

この音源を使って、W SmartHubがどれだけ正しくステージ感を伝えてくれるかをテストできました。一般的なドラムセットとは異なり、左にハイハットが位置し、5つのドラムよりも多くのドラムが存在し、まるで四方にドラムセットが囲まれたような録音で、一般的なスイッチングハブとW SmartHubとでは聞かせるステージ感もアタックも明らかな差を示しました。

以前に他の音源でテストしたのと同様に、W SmartHubの前後の表現力は、あまりにも詳細に描き分けられ、上下の表現もドラムをアタックする位置が一般的なスイッチングハブよりW SmartHubが非常に確実にその定位を示し、音楽の味わいを確実に見せてくれました。

ドラムスティックでドラムを打つアタック感の程度も、W SmartHubでは硬いアタック感を脱し、とても自然な残響と空間を伝え、目を閉じて聴くと実際のドラム演奏を聴くのと同じサウンドを楽しめました。

Cantate Dominoアルバムの中でAdolphe Adamの作曲
「Julsang(Christmas Song)-O Holy Night」

Cantate Dominoのアルバムで「Julsang-O Holy Night」を聞いてみました。大聖堂のオルガンとスウェーデン語で歌うソプラノのソロで始まり、後半は合唱団の雄大壮厳なサウンドが逸品の曲です。

最初に足で演奏するペダルオルガンとアルペジオを手で演奏するが、一般的なスイッチングハブと比較して、W SmartHubはオルガンの低域がつま先の深さまで下がるように聞こえ、バロックオルガンコンサートを大聖堂で聞いていたその音色を聞かせてくれました。

ソプラノは少し上に位置して定位が明確になり、一般的なスイッチングハブよりも一番手前にソプラノソロ、その後にソプラノ、アルト、その後にテノール、バスの詳細な表現を聴かせてくれ、アンビエンスと大聖堂のオルガンの音でいっぱいのサウンドを聞かせてくれました。

続いて、サウンドの最後が大聖堂の高い天井まで一つ一つ響き、オーディオシステムでこのようなサウンドを聞くことができるということに感嘆するしかないサウンドを鳴らしました。

Jacintha「Moon River」

以前にPeak Consult Incognito X IIスピーカーとThrax Dionysos Mk2プリアンプ、Heros Mk2パワーアンプとPSC Monolithケーブルシリーズでも見せたが、Jacinthaの「Monn River」は女性ボーカルの空間感とリバーブいっぱいのサウンドを空気間と、打つようなピアノソロをテストするに良い音源です。

結論として、Peak Consult Incognito X IIスピーカーとThrax Dionysos Mk2プリアンプ、Heros Mk2パワーアンプ及びPSC MonolithケーブルシリーズにW SmartHubを加えると、初めての完全な超ハイエンドサウンドが完成されました。以前に説明した長い休符と共に出される女性ボーカルのサウンドは、空間に散らばる数多くの音の粒子が細かく分散することを示し、ピアノが強くアタックするアドリブでは一音一音が空中に立ち上るようなサウンドを聞くことができ、ノイズ除去効果がこんなに凄い事だと納得できました。

Carl Orff、Carmina Burana「O fortuna」
Seiji Ozawa、Berliner Philharmoniker

日本のクワイアを完璧に練習させ、ベルリン・フィルハーモニーと合奏し、演奏当時、そのパフォーマンスでドイツ人を衝撃に包んだ驚くべきSeiji Ozawaの指揮のCarl Orff Carmina Buranaの最初のO fortunaです。巨大なスケールで導入部から強力なパッセージを人性と共に演奏し、極度に大きなスケールを見せなければならず、合唱をはじめとする様々な楽器のステージ感で前後の広い幅を再現しなければならず、特にオーケストラの大太鼓でアタックと空間をテストできる音源です。

一般的なスイッチングハブでは様々なノイズがそのまま乗ってくるためなのか、オーケストラの前後、深さを大きく感じるのは難しい状況でした。しかし、SmartHubを接続したときは、更に明らかになったステージ感に、どの位置で楽器が演奏するのかが分かり、特に前後の深さが感じられ、一番手前に弦楽、木管と管楽器、打楽器、そして少し上に位置した合唱団までも、素晴らしいレイヤー表現を作ってくれて、左上に位置した大太鼓の恐怖に震えるようなサウンドは、実際のオーケストラを聞くような感じを受けました。

Peak Consult Incognito X IIスピーカーとThrax Dionysos Mk2プリアンプ、Heros Mk2パワーアンプ、PSC Monolithケーブルシリーズ&ウエイバーサ SmartHubで進行した今回のハイファイクラブ試聴会はPeak Consult Incognito X IIスピーカーとThrax Dionysos Mk2プリアンプ、Heros Mk2パワーアンプ及びPSC Monolithケーブルシリーズ&ウエイバー社SmartHubによってデンマークの驚くべきハイエンドオーディオ技術をそのまま見せてくれるPeak Consult Incognito X IIスピーカーと、強固なエンクロージャー製作技術と特別なクロスオーバー、ユニットの使用で最高のサウンドを感じることができました。

ウエイバーサ社SmartHubによって、オーディオのノイズの恐ろしさについて改めて考えさせられ、今まで存在しなかったネットワークプレイの驚くべきノイズ除去能力を見せてくれ、全ての音楽を最高水準のサウンドで「完成」してくれる驚きべき能力を見せてくれました。

試聴会に出席してくれた方々に感謝します。

W mini シリーズ&ブックシェルフスピーカー6種マッチング試聴会

2015年10月にHiFi Clubで開催された試聴会記事の翻訳を掲載します。

W mini series&ブックシェルフスピーカー6種マッチング試聴会

ハイファイクラブでWaversa Systemsが新たにリリースしたコンパクトなサイズのハイエンドオーディオW miniシステムの試聴室が行われました。DAC、AMP、NASで構成されたとてもW miniはとても小さなサイズで、ハイエンドを志向するDesk-Fiの頂点を目指した製品です。

この試聴会はW miniシステムと合う、10万円~30万円台の人気の高性能ブックシェルフスピーカー6種とマッチングし、多様なサウンドを披露した。
W mini seriesが持っているコンパクトながらいつでもどこでも自由でスマートに音楽を鑑賞できる特徴と、ハイエンドブックシェルフ6種のマッチングを行い、ハイエンドレベルの自然なサウンドを感じる有益な時間でした。

Waversa Systems W mini series

ハイエンド市場の新たな音の世界として登場したウエイバーサシステムズ。ハイエンドラインナップのW DAC3とW AMP2.5に使われた技術を採用してW mini seriesを発売しました。
W mini seriesは狭い場所でも使いやすいオーディオ製品を探している方、寝室や書斎にサブシステムを検討している方、知人に入門用オーディオを勧めたい方、高いサウンドのクオリティーとインテリアとの調和を希望する人など、いつでもどこでも自由でスマートにハイエンドサウンドを楽しみたい方のために作られた製品です。

W mini seriesのMini DACは、ウエイバーサ社のWAP技術が導入され、144dBに近いダイナミックレンジを備えるだけではなく、44.1kHz、48kHzの独立クロックで動作し、すでに優れた性能で広く知られたSABREチップのES9018K2がD/Aコンバータの役割をします。小さなサイズにもかかわらず、フルバランス仕様で、DLNAをサポートし、家族でスマートフォンやタブレットを使って簡単な操作で音楽を楽しめます。

Mini AMPでも、超ハイエンド製品と比べても遜色のないAMP2.5と同様のWAP技術が搭載されて、フルデジタル方式で動作し、アナログアンプが持てない優れた性能を備えます。

オーディオエンターテインメント、W mini Series

様々なオーディオ入力
  • Digital Coaxial&Opticlal:テレビやCDプレイヤーなど多様なデジタル入力
  • Ethernet:DLNAでストリーミングサービスやネットワーク再生
  • USB-B:外付けハードディスクやUSBメモリーを直接接続して再生
  • USB-A:パソコンと直接接続して再生

※MicroSDはファームウェアアップデートに使います

いつでもどこでもスマート再生

いつどこでも音楽を楽しめます。特にW Mini DACはDLNA対応で、ネット再生によってNASから音源を受けることができ、ストリーミングサービスをオーディオシステムで再生できます。

それだけでなく、W Mini NASによって、家にある音源をネットワークで再生でき、どこでも家にある音源を再生できます。これによってパソコンの中にある曲、外付けハードディスクやスマートフォンなど、様々な機器でバラバラに聴いていた曲一元化できます。

※DLNAで同一のネットワークにあるDLNA対応機器とつながり、スマートフォンやパンコンにある曲を再生できます。

▲DLNA(Digital Living Network Alliance)

W Mini SeriesはDLNA(OpenHome)を採用し、DLNAを安定的に使え、スマートフォンやタブレットのアプリを使って簡単な操作で高音質再生が可能です。

W mini Seriesの外観

W Mini Seriesは、アルミニウムを切削して作った流麗なデザインを持ってます。全体の大きさは横15cm縦18cm、高さはMini AMPは5cm、DAC 4cm、NAS 2.5cmで、かなり小さなサイズで製作しました。左側にはウエイバーサ社のロゴとともに製品名が表記され、左側に電源スイッチとリモコン受信部が位置します。右側の前面のディスプレーボードには約200個のLEDを使用して再生に関する情報を一目で分かるようにデザインされました。

全体の形は長方形だが、正面から見た時に右側部分が曲線に処理されています。美麗なデザインと小さなサイズのおかげで家のどこに置いても自然に配置できます。

後面端子を見ると、一番上に位置するNASには外付けストレージやUSBを接続できるUSB-B端子が2つあり、右側にはネットワーク接続のためのLAN端子があります。その右側にMicroSDカードのポートがあります。

その下のDACは、ネットワーク機能やDAC機能が統合されており多くのポートが存在します。右側から出力端子はXLRとRCAがレイアウトされ、左側にはデジタル入力を受けるCoaxial、Optical、ネットワーク機能を搭載するEthernet、そして外付けストレージやUSBを接続できるUSB-B、パソコンと接続できるUSB-Aがあります。

一番下に位置するのがAmpです。フルバランス入力を搭載し、RCAアンバランス入力もあります。Coaxial端子でデジタル入力も可能です。その下に位置する端子がスピーカー出力です。

W mini series & Dynaudio XEO 4 Active Speaker

シンプルの中に隠された美しいサウンド

Dynaudio XEO 4 Speakerはハイエンドデジタルアンプを内蔵した無線スピーカーで、自動的に接続再生できる製品です。このようなXEO 4 Speakerの無線によって、パソコン、スマートフォン、ビデオシステム、ドッキングステーション、ネットワークプレーヤーなど、多くの機器と接続できます。XEO 4 Speakerは全世界的なリファレンスDNAを持ったDynaudioのドライブユニットが使われ、デジタルアンプと以前のバージョンよりも進歩したデジタルサウンド・プロセッシングで作られています。

デザイン的には、製品がどのように動作しているか上部で知らせるように作られており、裏面にはスピーカーの左右の位置などを選択するボタンがあります。電源と裏面の簡単なセッティングが終わったら、中継機の役割を果たしているXEOハブとワイヤレス接続し、外部ソース機器から入ってくる信号はスピーカー内部の50Wパワーで出力され、ツイーターとウーファーをマルチで駆動します。

XEOハブはAUX、ライン入力のアナログと、オプティカル、コアキシャルとUSBのデジタル入力があり、24ビット/96kHzのD/Aコンバートが可能です。WindowsとMacで何のインストールもせずに使用可能な長所を持ちます。また、XEOハブはリモコンでの操作可能で、真に無線の便利さを利用できるように作られてます。

W mini DAC/NASとDynaudio XEO 4 Speakerの組合で聞いた最初の感じは、このシステムが果たして50万円以下のシステムと言えるサウンドだろうかと疑問になるほどのサウンドを聞かせてくれました。XEO 4が持つ力強い低域のポテンシャルをW mini DACとNASの組合が最大限に引き上げ、Art Pepperの’You’d be so nice to come home’を聞く時、以前にハイエンドトールボーイのスピーカーで聞いた気持ち良いサックスや、コントラバス、ドラムの感じを十分に伝えてくれました。全体のバランスがとても良いと思いました。

上下、前後の広いステージ感を見せ、ブックシェルフスピーカーを使ったオーディオの最大限の広さと幅を示し、一般的な試聴会のような環境で行われた今回の聴き方と比較すると、一般家庭で使うようなニアフィールドでこのサウンドを聞いたとき、更なるサウンドを得られると期待できるサウンドでした。

Dynaudio XEO 4 Speaker
Crossover Frequency3kHz
Frequency Response48Hz – 22kHz
Power Consumption4 – 76 W 
Power Consumption Standby0.6 W (network active)
Power RatingWoofer : 50 W, Tweeter : 50 W 
Power Supply40Hz – 25kHz 
Weight 7.6 Kg 
Dimentions(W x H x D)170 x 281 x 246 / 262 mm 

W mini series&Dynaudio Excite X14A Active Speaker

芸術的にサウンドを描く

ブックシェルフスピーカーが、そのサウンドを聞くと否定できないハイエンドサウンドを出してくれるDynaudio X14Aスピーカーは、従来のパッシブなX14スピーカーにアンプを追加して作られたActiveスピーカーです。Dyaudio X14AもXEO 4スピーカーと同様に50W出力のパワーアンプを2つ内蔵し、それぞれのユニットを駆動させるやり方で製作されました。

X14Aスピーカーはアンプが内蔵されているアクティブスピーカーが、一般的なモニタースピーカーとして使われる場合に備えて、出力される音の大きさを調節したり、入力ゲインの、3バンドの音色調整機能を備えており、よりユーザーの環境や好みに合わせて音を調整できるようにしました。X14AのユニットはパッシブのX14と同じだが、ドーム、ツイーターとコーンウーファーの構成で製作されました。

W mini DAC/NASとDynaudio Excite X14Aスピーカーの組み合わせは、全体的に全ての絵をうまく描き出しているという印象を与えました。Art Pepperのジャズ曲では低域を安定的にドライブし、このような信頼性の高い低域に基づいて全ての楽器が明確な輪郭と良いハーモニーとなりました。

W mini DAC/NASの解像度のおかげか、ハイエンドシステムで見られる音が静かにそっと立ち上るサウンドまで示し、少し秋の寒さが感じられる雰囲気をさらに高めてくれました。

Dynaudio Excite X14A Speaker
Frequency Response45Hz – 23kHz
Power Consumption5.8 – 94 W
Power Consumption Standby0.3 W
Power RatingWoofer : 50 W, Tweeter : 50 W
Input1 x RCA, 1 x XLR
SettingInput sensitivity selector / HF, MF & LF trim selector
High pass frequency selector Flat / 60Hz / 80Hz
Auto stanby/ On selector
Bass PrincipleBass reflex, rear ported
Weight6.5 Kg
Dimentions(W x H x D)170 x 282 x 246 / 262 mm

W mini series&ELAC BS 312 Speaker

精巧にサウンドを完成させる

約90年の歴史を持つドイツ正統エンジニアリングのELAC BS 312のスピーカーは、AS-XRユニットと50kHzまで出してくれる新型JET(Jet Emission Tweeter)のツイーターを採用したスピーカーで、超小型のサイズで信じられないサウンドを聞かせます。特にELACの新型JETツイーターは高音質フォーマットまで再生するように設計されており、より広い周波数に対応しており、一種のスーパーツイーターと呼べる程の性能を出します。

ELAC BS312のスピーカーはJET 5、ツイーターを採用し、新技術であるLLD(Long Linear Drive)技術が投入されたAS-XRコーンウーファーを採用したブックシェルフスピーカーです。細心に選択された素材で作ったネットワークで接続され、再生周波数帯域は42~50,000Hzを誇ります。

W mini seriesとELAC BS 312のスピーカーの組み合わせは、精巧という言葉が浮かぶほどに、全てのサウンドをディティールに聴かせてくれました。澄んだステージ感と残響を示し、特に解像度と多くの関連がある重低域の解像度に非常にディテールの高いサウンドを聞かせてくれました。クラシックのサウンドでは非常に流麗なサウンドを聞かせ、柔らかく豊かな低域を聞かせてくれました。

このようなサウンドは、Tuttiアルバムのムソルグスキー「展覧会の絵」で楽器のひとつひとつがディテールに聞こえ、各楽器の音色が実際のオーケストラで聞いたような音色を聞かせ、聞く人にとって全身で音楽をいっぱいに満たしてくれると感じるほどでした。

ELAC BS312 Speaker
Crossover Frequency32kHz
Sensitivity87dB / 2.83 V/m 
Sutable for amplifier4 – 8 Ohm
Recommended amplifier power50 – 150 W 
Channel nominal
Peak power handling
75 / 100 W
nominal impedance4 Ohm minimum impedance 3.4 Ohm / 280Hz
DriverType 2 way
Bass reflex woofer : 1 x115mm
AS-XR cone tweeter : 1 x JET 5 
Weight 7.2 Kg 
Dimentions(W x H x D)123 x 208 x 282 mm 

W mini series&Triangle COLOR Speaker

フレンチ感性の中で伝達されるサウンド力

Triangle COLOR Speakerはフランスの3大メジャーオーディオ会社であるTriangleが作った最新スピーカーです。このスピーカーの名前であるCOLORらしく、ホワイト、レッド、ブラックの大胆な色で製作されており、エッジやデザインも躍動感あふれるスピーカーです。フランスの感性で制作されたライフスタイルのデザインにマッチすると同時にサウンドも生気があふれるように製作されています。ミッド、ウーファーユニットはペーパーコーンを使用し、フェーズプラグが装着されており、ツイーターはチタン製で、サウンドをディテールに完成させています。

W mini seriesとTriangle COLORスピーカーとの組み合わせは、とても澄んだ水が流れるように解像度が高く、中、高域が良いサウンドです。これは低域が鈍かったり弱いのではなく、安定性の高い低域再生の結果です。Art Pepperの’You’d be so nice to come home’を聞くと、これまでに聞いたサックスの音の中で最もサックスらしいサウンドを聞かせてくれ、信頼性の高いコントラバスの演奏中に音楽を聞くことができ、何よりも活気のあるサウンドを聞かせてくれました。

W mini seriesとTriangle COLORスピーカーとの組み合わせは、フランスの感性が加わったスピーカーのデザインで、ライフスタイルに合った優れた感性を加え、’才色兼備’を具現化したスピーカーの潜在力を見せてくれました。このような潜在力をW mini seriesが150%以上引き出してくれる、良いマッチングを見せてくれました。

Triangle COLOR Speaker
Sensitivity90dB / 2.83 V/m 
Bandwidth80Hz – 24kHz (+/- 3dB)
Power Handling50 W 
Repetitive Peak Power100 W
nominal impedance6 Ohm
Minimum impedance 4.5 Ohm 
Frequency Roll-off-Treble3 kHz 
Weight 4.5 Kg 
Dimentions(W x H x D)165 x 290 x 240 mm 

W mini series&KEF LS50 Speaker

巧みに構成されたバランスの中のディテールとパワー

KEFの伝説的なスピーカーのLS3/5aのスピーカーの遺産を引き継ぎ、革新的なデザインとコンセプトで作られたLS50スピーカーはプロフェッショナルスタジオモニタースピーカーから家庭でも使用できるように作られました。これらのブックシェルフサイズのスピーカーでは感じることができない豊かなサウンドとステージ感を示し、KEFのフラッグシップスピーカーのBLADEのユニットをそのまま使用し、スペースの制約がある環境で最高のパフォーマンスを発揮するように製作されました。

この性能の中心であるUni-Qユニットは、1988年に最初に開発されて以来、続けて改善され、素材のアップグレードとクロスオーバーの洗練されたセッティングによってモニタースピーカーという意味に合うように非常に高い帯域バランスを持っています。このユニットは単一のユニットに見えても、同軸2way方式になっており、ツイーターとミッド・ベースは仮想同軸配列によって一点に集中され、正確に音の焦点を描き出すよう製作されました。製品内部には大型ボイスコイルを使ってサウンドのクオリティーを大幅にアップグレードさせました。

このようなサウンドは、他の曲でもW mini seriesと完成していたが、Jacinthaの’Monn River’を聞いた時に素晴らしい解像力が無ければ聞けないような倍音と空間感、残響感を聞かせてくれました。このように完成度を高く聴かせるのは容易ではなく、呼吸のひとつひとつに滲み出る感性まで感じられるほどハイエンドなサウンドをW mini seriesとKEF LS50 Speakerは聞かせてくれました。

KEF LS50 Speaker
Frequency Range47Hz – 45kHz (-6dB)
Frequency response79Hz – 28kHz (+,- 3dB)
Crossover Frequency2.2kHz 
Amplifier requirements25 – 100 W
Sensitivity85dB (2.83V/1m)
Harmonic distortion<0.4% 175Hz – 20kHz
2nd & 3rd harmonics (90dB, 1m)
Maximum output106dB 
nominal impedance8 Ohm (min. 3.2 Ohm)
Driver2 way Bass reflex
Uni-Q Driver
HF : 25mm(1in.) vented aluminum dome
LF / MF : 130mm(5.25in.) Magnesium / Aluminium alloy 
Weight7.2Kg 
Dimentions(W x H x D)200 x 302 x 278 mm 

W mini series&PMC DB1 GOLD Speaker

リファレンスモニターのハイエンドの頂点

PMCは21周年を迎え、世界的にプロフェッショナルリファレンスモニターをリードするモデルを作り、リミテッド・エディションを発表し、これがまさにPMC DB1 Gold Speakerです。どのような環境と状況でも卓越したサウンドバランスを聞かせ、ごく些細なニュアンスも逃さず、ディテールなサウンドを聴かせてくれるスピーカーです。エンクロージャー前面は、スタジオで多く使われるブラックフロントパネルを持っており、スムーズでシルキーなボディを持っています。

ユニットはブックシェルフの中でもスリムなボディで、再生周波数は低域50Hz、高域は25kHz、インピーダンスは8オームで87dBを持っています。ツイーターはSONOLEX 1.1インチソプトゥドムを使用し、ウーファーは5.5インチPaperコーンを使用してます。PMCの技術であるATL(Advanced Transmission Line)構造で設計され、ポートに出る低域が極低い低域だけ出るように設計されており、スピーカーの内部には迷路のように吸音材が詰まっており、高域、低域がマスキングされず、全ての音域がバランス良く聞こえるように設計されました。

前述のW mini seriesとKEF LS50スピーカーの組み合わせのようなモニタースピーカーだが、異なる性向のスピーカーということを最初の曲から知ることができました。モニタースピーカーという性格に合わせて、非常に中立的でありながら音の輪郭がはっきりし、一言で洗練されたサウンドを聞かせてくれました。Eric Claptonの’Layla’を聴いた時にはっきりと明らかだが、バンドの楽器とともに、様々な楽器が追加され、コーラスまでもサウンドを完璧な帯域バランスで、どの一部分でも破綻無いサウンドを聞かせ、ボーカルの定位感が非常に正確で、楽器の位置もはっきりし、目を閉じて聞くと楽器の一つ一つが頭の中で描けるほどの臨場感のあるサウンドを生み出しました。

また、濃い低域のサウンドを基にきれいに広がる中高域帯のサウンドを聞かせ、残響感とボーカルの定位感、低域と合わさり、非常に音楽的で感性豊かな音を聞かせてくれました。 これはまるで大型機を基にした超ハイエンドまでではないが、ブックシェルフスピーカーや書斎のような小さな空間で聞いたとき、音楽に没頭し音楽に陥りかねない小さなハイエンドサウンドでした。

PMC DB1 Gold Speaker
Frequency response50Hz – 25kHz
Input connectors2 pairs 4mm sockets
Sensitivity87dB (1w / 1m)
Effective ATL Length1.5m, 4.92ft 
DriverPMC Doped 140mm cast alloy chassis
HF : 27mm fabric soft dome
Weight4.5Kg 
Dimentions(W x H x D)155 x 290 x 234 mm 

Synergistic Research SR Grounding Block

カリフォルニア州にあるSynergistic Research社は物理的振動と電気的ノイズを克服し、そのクオリティを高めるための技術力が集約されている20年の歴史の会社で、ハイエンドケーブルとアクセサリーの市場でその領域を絶えず広げている世界的企業です。

SR Grounding BlockはシナージスティックリサーチのAtmosphereシリーズのインターコネクタとスピーカーケーブル、その他SR製品と関連してグランド性能を向上させるために開発されました。Grounding Blockはオプションで選択可能なケーブルを接続し、ターンテーブルとDAC、プリアンプ、パワーアンプ、USBデバイスとその回路の内部の部分も性能を向上させる優れた機能を持ちます。

Atmosphereシリーズケーブルに採用されるシールド技術のシナジースティックリサーチ社のUEF技術(UEF:Uniform Energy Field、均一なエネルギーフィールド)がGrounding Blockにも搭載されました。ユーザーはオプションで購入可能なアクセサリーとして機器をGrounding Blockに接続し、オーディオシステム全体を接地できます。

システムのアース接続を改善することで、ユーザーはノイズの減少によってサウンドステージの高低と深さ、左右の幅が大幅に向上した音を聞くことができます。特にサウンドステージの規模の面で、音声のエッジで、より豊かな音色で、密度感が向上し、全体的なシステムが改善し音楽性が大きく向上されて音像の輪郭(Image outline)はより一層明確なフォーカシングを作り出します。

このようなSR Grounding Blockを通じてW mini seriesとブックシェルフ6種のスピーカーの組み合わせに加わり、サウンドがより澄んで、音が立ち上る残響感と解像度を示しました。

ウエイバーサW mini series&ブックシェルフスピーカー6種特集のハイファイクラブ試聴会は、いつでもどこでも自由でスマートに音楽を鑑賞できる特徴と、ハイエンドブックシェルフ6種のマッチングを行い、ハイエンドレベルの自然なサウンドを感じることができる有益な時間でした。

特にW mini seriesは、各ブックシェルフスピーカーが持っている固有の特性をよくマッチングさせて音を作ってくれ、このスピーカーでこれだけのサウンドまで出てしまうのかと思うほどに、各スピーカーが持った潜在能力を150%発揮できるように作られています。このようにスマートにいつどこでも簡単に再生できるとと同時に、ハイエンドサウンドを聞かせるW mini seriesと各ブックシェルフスピーカーは試聴会に参加してくださった方々に新鮮な衝撃を与えました。 試聴会に参加してくれた方々に感謝します。

B&W 800 Diamond(D2)/ WNAS3 / Waltz / Quicksilver / Diablo

K様 2017/11/15

B&W 800 Diamond(D2)/ WNAS3 / Waltz / Quicksilver / Diablo

B&W 800 Diamond(D2)をメインスピーカーにして、セッティングを進めてます。
機器の簡単な紹介と感想をまとめてみます。

現在のセッティング
  • プリアンプ:Waltz
  • パワーアンプ:Quicksilver Audio Silver Mono 90W
  • プリメインアンプ:グリフォンディアブロ(前期型)
  • DAC:Chord DAVE
  • DDC兼ミュージックサーバ:WaversaSystems WNAS3
  • サブミュージックサーバ:エアミュージックサーバベーシック(メモリ4GB /内蔵2TB)
  • チューナー:マグナム106T
  • ケーブル:スピーカーケーブル(サンツスアブソリュート)、RCA(JMaudio Exceed PS)、XLR(アコースティックジェンマトリックスリファレンス)、AES-EBU(JMaudio Trinity PS 110オームバランス)、USB、(キンバースターリング2m、銀メッキ3m)など
  1. Waltzプリアンプ
    Waltzは、アメリカのPrecision Fidelity C4をハードワイヤリングで復刻し、特別に最上級の素材で作った製品です。
    Precision Fidelity C4はマランツ7を継承した製品で、7の優れた質感に近代的な帯域と奥行き感と立体感を補強したプリアンプとして知られています。PCB基板で製作されたC4は電源部の慢性的な耐久性の問題で、現在運用中のC4はほとんど修理かオーバーホールされた状態です。現在所有しているが、100〜150万円くらいでも状態の良い製品を手に入れるのは容易ではないようです。WaltzはC4の回路をハードワイヤリングで復刻し、電源部を補強してチューニングした製品でKTS Audioによる製品です。
    Waltzは電源部と内部の部品構成に応じて、音が千差万別で、私の経験では物量投入されたDC電源部を採用したバージョンの音は完成度が高く、採用されたタンタル抵抗とシルバーゴールド配線材とV CAP最上位カップリングコンデンサか、ジャンセンシルバーオイルカップリングコンデンサ(ヴィンテージ質感型)などにより音の傾向が変わります。
    私が使用するWaltzはタンタル抵抗/シルバーゴールド配線材/ V CAP最上位カップリングコンデンサ/ DC電源部を搭載した製品で、初段管はテレプンケン最上位菅にセッティングされた製品です。音の傾向は中低域の優れた質感と広帯域のハイエンド指向を両立し、音の立体感とハリ感に優れています。私が経験した最高のプリアンプです。
  2. Quicksilver Silver Mono 90Wパワーアンプ
    Quicksilver Silver Mono 90Wは3年以上探し回って買った製品です。60Wのブラック製品は、よく取引されているがシルバーの90Wはほとんどありません。
    私は18万円で購入して管の交換に20万円かかりました。管の交換による音の変化は、真空管アンプを使用する方が感じるように多くの違いがあります。そして、内部のカップリングコンデンサの交換のためにV CAP最上位コンデンサ4個(8万円)を注文しました。現在低域のタイトさが少し物足りないので出力のカップリングコンデンサの交換で補完できるかと期待してます。
    このアンプの組み合わせが本当に良かったです。800 Diamondを使っているので、この大型機を鳴らすことができるか心配だったがWaltzとの組み合わせで非常に完成度の高い音を出しています。少し残念な高域の倍音と低域のタイトな密度感は、上記のカップリングコンデンサの交換で補完できると思います。
  3. グリフォンディアブロプリメインアンプ
    メインプリとパワーアンプが真空管なので寿命が心配で、チューナーを聞いたり、映画やゲームなどを楽しむときはTRインテグレーテッドを使おうとディアブロを買いました。プリとの接続機能があり、Waltzプリとの組み合わせでテストをしてみると、やはり単独インティの音ではなく、ディアブロをパワーにセットしてWaltzをプリに接続した音が大幅に良いです。プリアンプの存在を感じる経験です。800 Diamondとの組み合わせで良いようですが、メインプリ&パワーの組み合わせの音とは違いが分かります。
  4. Chord DAVE
    DAVEは、私の夢のようなDACです。これ以上は私の範囲外だと思い、DACはDAVEで終結するつもりですが、どのくらいの能力か計りきれません。
  5. WNAS3
    WNAS3は、私のオーディオシステムで重要なコントロールの役割をしてます。PCとUSBで接続してDDCとして使ってます。DAVEとAES/EBU接続してWNAS3のリモコンでソース選択して使ってます。DAVEとWNAS3がAES/EBUでDSD64転送が可能なので、私が持っているほとんどの音源再生には問題ありません。映像を見たり、ゲームをするときはWNAS3をUSBモードで使い、32Tの音源サーバを起動するときはRoonモードで、最高の音質で音楽をするときは、DLNAやFileモードでWNAS3に搭載した4つのHDD/SSDに入れた音源を再生します。32T音源サーバーにRoonコアをインストールしてWNAS3のRoonモードで音楽を聞くときとWNAS3の内蔵HDD/SSDに入れた音源をDLNA/Fileモードで聞くときの音の違いはかなり大きいです。音のダイナミックさの差が大きいが、私のネットワーク環境がオーディオグレードではなく、一般的なルーターと一般的なLANケーブルのせいだと考えてます。
  6. エアミュージックサーバーベーシック
    WNAS3の前にエアミュージックサーバーベーシックを音楽再生に使ってました。WNAS3をセッティングしてからしばらく使ってませんでしたが、今はSACD ISO —> DSF変換用に指定しています。通常モードでは内蔵HDDにSACD ISOを入れておけばDSFに変換されます。私のSACD ISO 12TBをエアミュージックサーバーでDSF変換中です。ざっと1TBあたり二日かかるようです。エアミュージックサーバーは、ネットワークへの転送速度が70〜85mb/s程度出るので、大容量の音源配信が早くて作業が楽です。
  7. マグナム106T
    チューナーを正しく聞くには受信率が最重要です。少しでもノイズが聞こえるとイライラします。マグナムアンテナを買って、屋根の上に取り付けたらノイズのないクリアに鑑賞できるようになりました。106Tは私が使ってみたチューナーの中で最も高価な製品だが音も気に入り、快適で音楽性があります。欲を出して真空管を交換して4万円くらいかかりました。管の交換後、少しは良い変化はあるものの、価格ほどの効果は良いとは言えません。
  8. 線材
    線材は、入門レベル程度に使ってます。サンクトゥスアブソリュートスピーカーケーブルは、私が経験した製品の中で最も気に入って3メートルと4メートルの2組み持ってます。今後も使う予定です。私が使ってるRCAアンバランスケーブルは、最も良い製品がLAT IC-300線材にWBT純銀製端子を使った製品です。ところが遮蔽性がちょっと落ち、最近JMaudioに注文して純銀製7N線材のExceed PSケーブルを1メートルと1.5メートルの2セット購入しました。満足のいく音が出て、今後はこれを使うと思います。これからパワーケーブルにちょっと神経を使ってマッチングさせたら線材はある程度完成と思います。

ロシアオーディオショー

本日から3日間、Moscow Hi-End Showが開催され、WaversaSystems製品が出品されます。

WNAS3

日本未発売の最新モデルで、ハイエンドDAC、NAS、サーバー、CD、FMラジオ、ヘッドフォンアンプを統合したWAP搭載機。

WDAC3T

日本未発売のハイエンドDAコンバーター「WDAC3」の真空管バージョン。
限定生産ながら、ロシア、韓国、ヨーロッパ、中国で高い評価を受けてます。

WSmartHub

日本で最初に発売したWaversaSystems製品です。
WMiniDAC、WMiniAMP、WMiniNASと販売してますが、日本ではWSmartHubが一番人気です。

WSmartHubのレビュー/エルミタージュの鐘

Herさんのサイト、Bells of Hermitage~エルミタージュの鐘~WSmartHubのレビューが掲載されました。
「決して安くはありません」とストレートなレビューですのでご覧ください。

Bells of Hermitage~エルミタージュの鐘~
WaversaSystems WSmartHubのレビュー~ファーストインプレッション~

(抜粋)感想~一足飛びにオーディオの領域へ~

素の状態に近いWSmartHubに接続してシステムから出てくる音は、背景の静けさ、透明感が高く、音の芯の部分が強いためにアタック感が感じられ、躍動感があります。定位がはっきりしていて、実在感のある音を聞かせてくれます。ある意味アクセサリ類の特長が良く出ているのかもしれません。
高音域の解像感、伸び、余韻の広がりは申し分なく、何故か中低音域に厚みがあり、時にモコっとして感じるときがありますが、交換前のFX-08miniについていた仮想アースが、この接続変更によって外れることになったのでその影響もあるでしょう。
WSmartHub向けの音の調整などは全くできていない素の状態でありながら、カスタマイズしてきたスイッチングハブとその周辺機器に匹敵する透明感があり、ポテンシャルの高さを感じます。
WSmartHubは決して安くはありません。
しかし、オーディオ機器と比較してノイズが多いネットワークへのアプローチとして、結果的に私は低ノイズなネットワーク環境にするために、WSmartHub以上の金額以上に投資をすることになってしまいましたし、知識や技術などがなくても低ノイズなネットワークオーディオ環境が簡単に手に入ると言う意味で、こういう選択肢があるのはいいですよね。