※HiFi Clubのコラムから転載
WSlim-LITEの機能と音質を確認し、評価することが今回の試聴会の目的です。
30人を超える方々で試聴室は満員で、試聴が終わっても満足のいくサウンドに遅い時間まで音楽を楽しみました。
今回の試聴会レポートは、4機種のスピーカーマッチング評価の結果と、試聴会参加者の方々からの質問のまとめです。
スピーカー4機種の全ての満足度の高いサウンドを聴かせてくれました。
802D3スピーカーでは、WSlim-LITEの16個のパワーアンプが作り出すしっかりした駆動力を見せつけ、ピアノとチェロに調和した音色が良く分かる演奏でもWAP/Xの価値を確認できました。
Contour 20では、WSlim-LITEの駆動力に余裕を感じるほど簡単に駆動させ、50~60万円クラスのスピーカーマッチングも考慮する価値を持っていることが分かりました。
なかなか合わなそうなRogers LS3/5A Classicでは、ボーカルに限っては4機種の中で最高のマッチングだと感じられるほどに、ボーカルの魅力的な音色を発揮しました。
最後にPenaudio Charisma Sigスピーカーでは、WSlim-LITEがどれほどディテールが繊細で高い表現力を備えているかが分かる時間でした。
今回の好感度調査では、802D3が一番人気で、次にRogers LS3/5A Classic、Contour 20とPenaudio Charisma Sigと続きました。
2機種のモニタースピーカーで高い好感度評価を受けていることからも、WSlim-LITEの高い満足度が分かります。また詳しい内容を続編でまとめる予定です。
質問1.簡単にネットワークをオーディオを楽しむ方法は何ですか?
- WSlim-LITEの入力ソースをDLNAに切り替えます。
- アプリケーションM Connect freeを無料ダウンロードします。
- アプリを起動し、下段メニューにあるPlay toを開き、WSlim-LITEを選択します。
- 下段メニューのBrowerで、再生したい曲を選択します。
- 再生が始まります。再生・停止、選曲などを行えます。
質問2.Webリモコンとは何ですか?
WSlim-LITEの操作をWebページアクセスでコントロールすることで、リモコンに代わる新しい方法です。
WSlim-LITE本体のメニューを押すとIPアドレスが表示されるので、この数字を同じネットワーク上のパソコンやスマートフォン、タブレットでWebブラウザ(Chrome、Safari、Edge、Internet Explorerなど)で開くとWebリモコンが使えます。
このページをスマートフォンのホーム画面に追加しておけば、一般のリモコンのように簡単に使えます。
※赤外線リモコンではなくLANなのでWSlim-LITE本体が見えない場所からでも操作可能です。
質問3.試聴会で使ったケーブルは何ですか?
良いケーブルを使えば相応のサウンドになるのは当然ですが、今回の試聴会では基本的に良い音のオーディオはケーブルが無い場合でもマッチングさえうまく行えば良い音が出ることをお見せしようと特別高い価格帯のケーブルを使用していません。
802D3にはバイワイヤリング対応のオーディオクエスト Rocket 22、Contour20にはカルダス Parsec、PENAUDIO カリスマ、LS3/5Aはヘミングウェイ Westernケーブルを使いました。
パワーケーブルにはこれもコストパフォーマンスの高いシナジスティック リサーチのUEF Blackを使用しました。
質問4.今日の試聴会で聞いてWSlim-LITE購入を考えるようになりました。今日再生した音源が気に入りましたが、曲について教えてもらえますか。
今回の試聴会では、WSlim-LITEのサウンドを客観的に、そして詳細に調べるために、様々な評価要素を持った音楽を用意しました。
駆動力に余裕がないと消化しにくい曲から、音色的バランスを確認できる曲、そして低域帯の特徴を確認するためのボーカル曲まで多様に用意しました。
※曲について次回紹介予定
様々な基準で確認してきましたが、WSlim-LITEの価値は明らかになったはずです。そして予想を超える優れた駆動力と音色的な完成度に多くの方々が賞賛を惜しまないでしょう。