I2S Audio信号の送信
I2S Audio信号を送信するために、通常は複数本のTTL信号を使ったり、HDMIのオーディオチャンネルによって送信したりします。
しかしこれらの方法は伝送距離の制限があり、TTL方式の場合はノイズの影響に脆弱です。
Waversa Systemsではオールインワンスピーカーをが開発中で、これらの問題を根本的に解決するために、WIDRという独創的な方法のI2Sオーディオ伝送方式を搭載する予定です。
WIDR(Waversa I2S Direct Render)
Waversa I2S Direct Render方式は、遠くに離れている機器間でも遅延の無い大容量I2S伝送のために独自開発しました。
8本でメタデータ通信、改善された双方向LVDS、クロックリカバリーなどを介し、最大30メートルでの損失の無い送信が可能です。
32Bit/384kHz、DSD256に対応し、将来のアップデートも可能なFPGAで設計しています。
また、WNDRでも適用した方式で、ノイズ減衰のためにリンク層によって可聴周波数帯域でのノイズを誘発しないようにしています。
Waversa All-in-one Speaker
画像はオールインワンスピーカーのメイン基板で、丸いDIN端子になっています。
量産用WIDRケーブルは28ゲージの細い線材で製作する予定です。
WIDRによって、複数台のオールインワンスピーカーを組み合わせてAVシステムを構築できます。
オールインワンスピーカーにターンテーブルを直接接続するモジュールなど可能性が広がります。