WUSB-isolator-Ext1レビュー「確かな効果」I様

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WUSB-isolator-Ext1が届いたけれど、正確に比較するためにメインシステムではなくパソコンからイヤホンで聞きました。
RoonでファイルとTidalを聞いて、使った機器は写真のMeridian Explorer DACとAKG N40イヤホンです。
オーディオシューズの下にWUSB-isolator-Ext1があります。

S様 WUSB-isolator-Ext1

いつものように聞きながら感じた違いを中心に書きます。

Tango Suite / Livertango

Tango Suite / Livertango

その他の曲も聞きながら一番最初に思ったのは、残響の増加でした。(正確には原曲が持っていた残響の再現が正しい言い方でしょうか)
電源を使わない機器で残響を人工的に加えてないので、ウェーバーサの技術革新だと感じます。
リバーブの増加は、空間の把握もしやすくなって曲の余韻や感情が途切れないようになって非常に重要です。

他にも親指で弾く瞬間のダイナミックスが違います。
まるでドラムのベースのように親指ではじく音のダイナミックスが広くリズム感も大幅に向上します。
今までが1~5の範囲のダイナミックスなら、使用後は1~10くらいのダイナミックスになります。

音も滑らかで、この部分はWLAN-isolator-Ext1と共通です。

外してみると?
ずっと使ってるMeridian Explorerも本当に良いDACだと思います。
でも何か少し抑えられたような詰まった感じで、広さがもっとあればいい気がします。
左右の広さは良いですが奥行きが足りない感じです。

Stand by Your Man

Stand by Your Man

大きな違いなのでボーカルのビブラートを聴くのをお勧めします。
歌手が歌った時の感情というか、更に良く感じられる感じが良いです。

おそらく小さい音が再生できるようになるからだと思います。
とにかく、短い音、小さい音と残響感が空間に響くハープシコードのような楽器が良く聞こえるようになります。
余談ですが、私が最近はまっているHQPlayerも残響が良いクラシックにお勧めです。
それで次はハープシコードが入ってるクラシックを聞きました。

Cantata No.211

Cantata No.211

やはり期待を裏切りませんね。
ハープシコードの音が耳に刺さるような刺激になりません。自然に流れて倍音はボーカルと調和してます。

続いてバイオリンの音を聞きました。

HilaryHahn BACH-Concertos

HilaryHahn BACH-Concertos

WLAN-isolator-Ext1でバイオリンの二重奏を聞いた感じと似てます。
このアルバムではステージの広がりが印象的です。

どこまでよく聞けるのか気になって、カラヤンのベストパフォーマンスといえる1963年のアルバムの中で交響曲第9番、 D minor、op.125 Presto O Freunde、nicht Diese Tone! – Allegro assaiを聞きました。

カラヤン交響曲第9番、 D minor、op.125 Presto O Freunde、nicht Diese Tone! - Allegro assai

合唱の質が違って感じました。
比較すると、大編成の組み合わせでは音が束になっているかいないかがとても重要なようです。
特に合唱で音が1つになってきこえるかどうかを聞き比べる良いアルバムだと思います。
大合唱の震えを感じたいならお勧めです。

最後にキャロルキッドの曲を聞きました。

キャロルキッド

以前にオーディオ好きの集まりでキャロルキッドのハスキーさの音質について話題になった事がありました。
どのようにハスキーなのかによって、その人のシステムが評価できる内容でした。
WLAN-isolator-Ext1を使うと、ハスキーさが薄くなり、澄んでクリアさが増します。
もちろん極端な変化ではなく相対的にそうなるというレベルです。

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WLAN-isolator-Ext1をメインシステムに入れた時の感じは、音の高級化でした。
なんで変わるのか気になってましたが、WUSB-isolator-Ext1を使ってみて、はっきりと分かりました。

ノイズ除去は微細音、倍音、ダイナミックス、空間の広がりなどに確かな効果を与えます。

普通のパソコンと低価格DACと中低価格イヤホンで聞いてこれほどなら、メインシステムでも効果は凄いと考えてます。