技術の発展と共に、全ての部分を自力で開発するのではなく、複数でコラボレートすることで効率を高める流れが増えています。
SoM(System on Module)は、SoC(System on Chip)に不可欠なメインメモリー、フラッシュメモリーなどを小さなPCBにまとめ、単一のコンピューターになり、これを部品のように使えるようにした物です。
これにより開発時間を短縮できます。
最近のインテルもi5などでCPUとDRAMなどを統合した形態のSoMをリリースし、低消費電力のノートパソコンなどで使われています。
Waversa Systemsでは、WDAC1N、WVDAC、WDAC3T、WDAC3Cなど、自社で独自に開発したSoMを搭載してきました。
テキサスインスツルメンツ社は、すぐに使えるSoCを作りNXPの乗り換えにSoM形式の簡単なモジュール製品のスケジュールを前倒ししました。
これらの製品を主に開発しているのはイスラエル企業ですが、最近はデリバリーの状況が良くなく、納期に16週間ほどかかり、年内に納入され製品を生産するのは難しくなります。
そのため、Waversa Systemsは独自に開発生産を行います。
SoCのうち、左中央部がLPDDR4 DRAM、右、中央、ストレージデバイスとして使うeMMCです。
WCORE PROにて初搭載予定で、以降は上級DACなど順次搭載予定です。