開発ライン紹介:WPHONO1

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Waversa Systemsの技術を集約したフォノアンプ、WPHONO1の開発も進められています。

優れた音質と価格性能比で世界市場でも高い評価を得てきたWaversa Systemsは、DACシリーズの開発で培った技術とMCHPhoneの開発で得たRIAAカーブの正確なデータ、そしてヘッドフォンアンプD2によるヘッドフォン出力段の技術を投入して開発が進められています。

シャシー構成、充実した電源部、フルバランス設計、DAC増幅の技術応用などで、LPの真のアナログサウンドを楽しむためのWPHONO1にご期待ください。

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WaversaSystems WPHONO1

厚い鉄製の基本フレームで構成され、フロントと底板はアルミで製作されています。 電源部は隔壁処理され、機器内の歪曲を最大限防止しています。

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内部構成

ヘッドアンプ部、イコライザー部、増幅部、ヘッドフォンアンプ部、電源部。

充実した電源設計で開発を進めており、WPHONO1はフォノアンプとして大容量のトランスを搭載し、多様なダイナミクスを生み出せるよう設計されています。

フルバランスで設計されたWPHONO1はカートリッジから来る2chのアンバランス信号を左右チャンネル別々に逆信号を作り、計4つの信号としてフルバランス処理します。こうして作られた4チャンネル信号はCMR(Common Mode Rejection:同相信号除去)を経てできる限り信号損失を抑え、ノイズの流入を遮断します。

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フルバランス設計の増幅部(4ch大出力MOSFET)

WPHONO1はWDACの増幅部を応用したハイエンドクラス回路で設計されました。特に左右2チャンネルずつ、計4チャンネルで構成された余裕のあるMOSFET出力は素早く変化するダイナミクスや微妙で繊細なダイナミクス表現で実力を発揮します。

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ヘッドフォンアンプ

フルディスクリートで設計されたヘッドフォンアンプ段は従来のOPAMP増幅素子の強力な出力を出すことが可能で、卓越したヘッドフォンドライブで、鳴らしにくいAbyss1266のようなヘッドフォンでも余裕を持ってポテンシャルを発揮させます。

WPHONO1

WaversaSystemsのアナログ技術を投入して開発が進んでいるWPHONO1は高級オーディオショップで行われている数度の試聴テストで、既に「最高とは言わないが、価格性能比で比較可能なフォノアンプが世界に存在しない」とも言われています。

価格や発売時期はまだ未定ですが、今後の開発にご期待ください。