YouTubeのオーディオ品質について考えてみます。
アイソレーターが好評で、Referenceアイソレーターも現在は予約待ちの状態です。
LANアイソレーターによってYouTubeでもかなりのレベルの音質で聴けるようになりましたが、YouTube動画によって音質は様々で、その理解の一助になればと思い紹介します。
まず、現在再生中の動画がどのような品質のオーディオ形式なのか知る方法です。
パソコンで再生中の画面を右クリックすると図のようなウィンドウが表示されます。
一番下の[詳細統計情報]をクリックすると、下図が画面左上に表示されます。
項目の中段にCodecsがあり、最後尾に[opus(251)]と表示されています。
https://gist.github.com/AgentOak/34d47c65b1d28829bb17c24c04a0096f#dash-audio
このリンクを開くと、次の表が表示されます。
opus(251)はWebMというコンテナコードで160kbps形式になっている事が分かります。
このグラフを見ても、Googleによって開発されたOpus形式が優れているのが分かります。
Apple AirPlayで使われているAppleAACと比較しても、同ビットレートで優れています。
最近の多くのミュージックビデオは、一般的にサンプリングレートが48kHzでopus(251) – 160kbpsが多いようで、YouTube自体の音質はかなり良いと言えます。
もちろん古い動画では低い音質になっていますが、上記の方法で確認すれば大いに役立つと思われます。
YouTube動画で音質が低下するのは、オーディオの品質が低いためよりも、ビデオなどの再生中に発生する多くのノイズの対策が不十分だからと考えるのが正しいでしょう。