WSlim-PROマルチアンプ応用事例

Waversa Systems試聴室に設置されているWSlim-PROモノブロックを紹介します。

WSlim-PROマルチアンプ応用事例 1


WSlim-PRO 2台によるマルチアンプ

2段で構成し、上がマスター、下がスレーブに指定します。
スレーブ動作中は、本体ディスプレーが右矢印の表示になります。

WSlim-PROマルチアンプ応用事例 2


指定方法は、図のように検索ボタンを押してスレーブにしたい目的のWSlim-PROを選択します。

WSlim-PROマルチアンプ応用事例 3


するとスレーブに指定したWSlim-PROはマスターの動作と同期します。
IRリモコン、各種ソース、ボリュームなど一体化します。

WSlim-PROマルチアンプ応用事例 4


上側のマスターは中高域を担当し、下のスレーブは低域を担当します。

クロスオーバー設定を行います。

中高域の設定

802D2を改造せず、内部ネットワークを使用しながら行うセッティング方法です。

WSlim-PROマルチアンプ応用事例 5

アナログパッシブネットワークは完全な制御が難しいため、一部流れる低域信号が中高域ユニットを悩ませます。
したがって、この設定で低域の信号がスピーカーの中高域への流入を根本的に遮断できます。

単純なバイアンプでも低域信号は中高域に入るため、中高域の分離度に問題が常に発生します。

現在の設定では、高周波数に沿って高域に行くほど増幅が多くなります。

Waversa Systems試聴室は実験を行う必要から「デッド」な空間で構成されています。
したがって消失した高域を適度に活かしてライブ感を向上させることになります。

続いて低域

低域も十分に広い区間を可能にしますが、中高域信号が低域に入らないようにする役割も果たします。

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802D2がどうしてもユニットがコンパクトなので超低域をややブーストします。

このように設定すると、超大型スピーカーと同じスケールのサウンドを作り出せます。

中高域と低域が相互干渉しない最適なセッティングになります。

これらの設定は全ての学期は最高の分離度でそれぞれの位置に定位します。

WSlim-PROマルチアンプ応用事例 7

最終的にマスタースレーブ加算曲線を表示するボタンがあるため、理想的にクロスオーバーが校正されたことを確認できます。