WSmartHubとLANケーブル(WaversaSystemsのコラムを翻訳掲載)
WSmartHubの音質向上についてのご質問が多いですが、国内外でのユーザーの方々や販売状況から、実際にお使いいただいて効果が高いと判断できます。
WSmartHubとは何なのか、どのような原理でどのような効果があるのかを説明します。
分かりやすい図を用意しました。
全ての高速通信は、この入力信号のようにノイズが発生する事を前提に、その上で、正しく動作するように設計します。
ノイズがあると通信できなかったり、接続が切れたりすると良い製品とは言えず、より低価格に作る事ができないとしても、ノイズがあっても通信が可能なように設計します。
入力信号の波形が目のようなので、目の波形「Eye Diagram」と言われ、人の目と比べて瞳以外の部分が例え全てノイズであっても通信は良好に行われます。
ところがオーディオでは、この様なノイズが致命的な問題になります。
WSmartHubはこれらのアイダイヤグラム上の情報を抽出して、右上の図のようなきれいでジッターの無い信号を生成します。
ここで1つ問題が発生します。波形の角、エッジが鋭いという事です。このエッジもノイズを誘発し、高域が騒々しく聞こえる原因になる場合があります。
このエッジは、LANケーブルで対処できる場合があり、それはWaversaSystemsで長期間のテストと研究を行った結果、1.5メートルのLANケーブルを使った場合に、下の図のようにエッジが滑らかになり、ノイズが誘発されなくなります。
もちろんケーブルが更に長い方がエッジは更に滑らかになるが、問題はジッターがまた増えてしまう事です。
したがって、2メートル以上だとエッジはかなりソフトになり、ジッターの発生で音が劣化する可能性も高くなります。
WaversaSystemsのWLANケーブルは、これらの点に基づいて開発されたケーブルです。