ギガビットと100Mbps
現在のLAN接続はギガビット(1000Mbps)が当たり前で、100Mbpsは過去の規格になってます。
無線LANで使うスマホもタブレットも、遅いより速い方が良いに決まってます。
LANケーブルでつないでるパソコンだって当然速い方が良いに決まってます。
遅い方が音が良い
速い方が良いに決まってるLANですが、LANでオーディオを楽しむNetオーディオでは事情が変わります。
1000Mbpsよりも100Mbpsの方が音が良いんです。
理由は
- 1000Mよりも100Mがノイズが少ない
- 100Mでも情報量は十分
- 10Mでは足りない
と言うことで、100Mbpsが音質面でベストの選択、らしいです。
何年か後、将来的には100Mbpsでは速度が足りなくなるかもしれませんが、当面は大丈夫そうです。
音が良い100Mbpsの設定方法
速い方が良いに決まってるので、自動的に一番速い方法で繋がるようになってます。
具体的にはLANのルーターが、接続相手によって一番速く繋がる方法で自動的に接続します。最近はこの機器がほぼ全てギガビット対応なので、自動的にギガビットで接続します。
わざわざギガビットよりも遅い100Mbpsで接続する理由もありませんが、Netオーディオの音質アップのために100Mbps接続がポイントになります。
ルーターで100Mbps接続の設定をするか、パソコンで設定するかが基本的な方法です。
LANケーブルで音質アップ
ルーターかパソコンで設定する以外に、LANケーブルを使う方法があります。
LANケーブルの中は8本の線が入ってます。以前は8本のうち4本だけを使い、残りの4本は使ってませんでした。
LANの速度が高速化するにつれ、4本だけ使っていたケーブルも、今では8本全部を使ってギガビットや10ギガビットの速さになってます。
※海外では、使われてない残りの4本を電話線にして、LANケーブル1本でLANと電話の両方が接続できる国もあったそうです。
LANの規格では8本ですが、ほんの数年前まで実際には4本しか使われてなかったので、4本しか中身が無い安いケーブルもあったようです。
100Mbpsの時代は中身は4本で十分でしたが、ギガビットでは8本全部を使う必要があるので、100Mbpsでつながるけれどギガビットでつながらない、というケーブルが原因のトラブルがあります。
これを逆手にとって、ギガビット対応の機器とギガビットのルーターでも、中が4本しかつながってないLANケーブルを使えば、ギガビットの転送ができないので、ルーターは仕方なく自動設定で100Mbpsで接続します。
4線しかないLANケーブルを使えば、ギガビットで接続できないので100Mbpsでつながり、音質アップできます。
WaversaSystemsがテストや試聴会などで使っているオリジナルのLANケーブルは、線の材料に銀を使ったり端子部分を金属削り出しで作るなどの工夫で高音質化を図ってますが、4線だけを結線することで100Mbps仕様にしてるのも高音質化のポイントなんです。
WLANCableは8本の線で4本だけ結線ではなく、100Mbps接続に必要な4本だけを入れる事で更に低ノイズ化を図ってます。
Waversa Lan Cable
WLANCable(1.5m) 受注生産 27,800円
4線だけ結線して自分でオーディオ用LANケーブルを加工すれば、安価に100Mbps接続できます。
※ノイズに影響するので端子部分は厳重に処理してください。
パソコンやルーターで100Mbps設定すれば、お金もケーブル処理の手間も無いので試してはいかがでしょうか。